パソコン等のハードディスク用スピンドル・モーターで70%の世界シェアを誇る日本電産(株)〔京都市〕の永守重信社長は、常々「人間の能力の違いは普通でも2倍ぐらいしか違わない。でも意識は100倍の違いがある。」とおっしゃっている。こうした考えに則して、買収した企業の従業員の意識・意欲を改革し続けることで、いずれのM&Aケースでも成功を収めているのであろう。
また、東大阪の人工衛星プロジェクトの先導者である(株)アオキの青木豊彦社長は、先日のテクノメッセ東大阪会場前での対談で「中小企業の経営環境は依然として厳しいが、厳しいからと言って弱音を吐くのではダメであり、そういう時こそ、『大丈夫です。頑張ってます。』と言わないとアカンのですわ!」という主旨の発言をされていた。
さらに、頭脳ではなく、『身体脳』という能力があることを提唱し、自ら身体脳の開発メソッドをプロ野球選手たちにも実践的に伝授している武道家の宇城憲治氏は、"型"、"意識"、"呼吸"の大切さを訴えており、それらを正しくすることで人間は瞬時に変わり得ることを実際に示しておられる。
上記のお三方の考えに共通する点は"意識の大切さ"である。積極的な意識を持つことで人間の持てるポテンシャルを存分に発揮することが決して難しくはないことがわかる。「病は気から」としばしば言われるが、「元気」になるのも「気から」と言えそうである。
世界的に鳥インフルエンザが大流行しているが、ウィルスが突然変異し、人から人への伝染病ウィルスとなって大流行すると一大事になる。大企業病と言われることから、企業も病気になるようであるが、もし、病気とは反対の元気について伝染"元"ウィルスが発見できれば、中小企業は瞬時に再生でき、日本人初のノーベル経済学賞は間違いない。否、永守重信社長などは、既にまさしく伝染"元"ウィルスと言えよう。
当調査会の事務局がある大阪産業創造館は、市内の中小・ベンチャー企業の応援団として、セミナーや商談会、マッチングイベントなど、各種のサービス事業を展開しており、全国的にも成功事例として高い評価を受けている。この成功要因として、「大阪の企業を元気にしよう」とする意識の高い民間企業出身の元気なプランナー達の努力に負うところが大きいと私は思っているが、職場を共にする当調査会事務局メンバーも彼らに負けないぐらいに元気な心と身体を維持しなくてはいけないと思うこの頃である。
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