子ども向けサービス需要増大!? ~若年人口比率が最も高い区~
 

 

 鶴見区は、区の全人口に占める15歳未満の人口(以下、若年人口)比率が24区中最大( 16.9%、市全体12.6%)【図表】で、なおかつ1世帯あたりの人数も最大(2.53人、市全体2.12人)で、子どものいる世帯が多いことが 特徴です【参考表1】。若年人口を「0~4歳」、「5~9歳」、「10~14歳」という3階層に分けてみても、人口比率が最大 となっていることから、乳幼児から中学生まで幅広い年齢層の子どもを持つ世帯が多いことが分かります。


【図表】若年人口比率(2005年)の鶴見区と全市との比較

     
  人口 若年人口
  0-14歳 0-4歳 5-9歳 10-14歳
鶴見区(人)
105,585
17,871
6,658
5,905
5,308
比率(%)
100.0
①16.9
①6.3
①5.6
①5.0
大阪市全体(人)
2,497,208
313,936
108,201
104,940
100,795
比率(%)
100.0
12.6
4.3
4.2
4.0

資料:国土地理協会「住民基本台帳人口要覧」より作成
【参考表1】1世帯あたり人口トップ5区(2005年)
順位
  人口 世帯数 1世帯あたり
人口(人)
鶴見区
107,410
42,513
2.53
平野区
200,490
83,688
2.40
住之江区
130,621
54,861
2.38
大正区
73,204
30,950
2.37
西淀川区
95,621
40,724
2.35
-
大阪市全体
2,628,776
1,242,489
2.12

資料:大阪市計画調整局「国勢調査」より作成


若年人口の増加率を見ると、こちらも24区中最大(1995年→2005年:+10.5%)で、なおかつ3階層すべてにおいて人口が増加したのは鶴見区だけでした[(「0~4歳」(+16.7%)、「5~9歳」(+8.0%)、「10~14歳」(+6.2%))]【参考表2】。このことから、近年、子ども向けのサービス需要が増大したと考えられます。


【参考表2】年齢階層別人口増加率(1995年~2005年)                        (%)

全体
0-14歳
0-4歳
5-9歳
10-14歳
鶴見区
10.9
10.5
16.7
8.0
6.2
中央区
17.0
0.1
25.3
4.7
-21.7
西区
22.5
2.0
30.0
3.4
-21.7
天王寺区
12.3
2.5
8.7
-1.4
1.4
西淀川区
5.9
2.0
21.0
2.7
-15.4
城東区
4.7
1.4
8.9
5.5
-9.6
阿倍野区
2.6
1.8
15.6
3.7
-9.6
平野区
1.1
5.8
-3.4
11.5
9.4
大阪市合計
0.7
-7.1
-2.9
-4.8
-13.2

注:2階層以上増加している区のみを掲載
資料:国土地理協会「住民基本台帳人口要覧」より作成

たとえば、サービスの一例として、幼稚園と保育園の立地動向(1995年→2005年)を見てみると、幼稚園は園数(6→6)、在園者数(1,579人→1,578人)ともほとんど変化が見られませんでしたが、保育園は私立で倍増(公立:5→5、私立:4→9)し、定員数が大幅に増加しました(公立:522人→585人 +12.1%、私立:390人→825人 +111.5%→私立の定員増加率は24区中3位)【参考表3】。1995年当時、保育園は定員に満たない状況でしたが、2005年には定員を14.1%超過(24区中3位)しており、サービス需要が拡大している様子がうかがえます【参考表4】。

【参考表3】私立保育園の定員数増加率のトップ5区(1995年~2005年)

順位
定員数
増加率
2005年

1995年

(%)
西区
330
120
175.0
天王寺区
210
90
133.3
鶴見区
825
390
111.5
福島区
409
205
99.5
西淀川区
415
230
80.4
-
大阪市全体
25,348
21,048
20.4

資料:大阪市計画調整局「大阪市統計書」より作成


 

【参考表4】保育園の定員超過率のトップ5区

順位
 
定員数
乳幼児数
定員超過率
 
(人)
(人)
(%)
北区
893
1,051
17.7
都島区
1,145
1,314
14.8
鶴見区
1,410
1,609
14.1
城東区
2,286
2,594
13.5
東成区
1,168
1,312
12.3
-
大阪市全体
39,472
39,913
1.1

注:公立、公設民営、私立すべてを含む。
資料:大阪市計画調整局「大阪市統計書」より作成


上記で見たように、鶴見区では人口増加とともに、子ども向けのサービス需要が増大したと思われますが、なかには供給が追いついていないケースもあるかもしれません。今後、区内では大阪外環状線鉄道(現:城東貨物線)の開通や大型商業施設の開店が予定されており、生活の利便性はさらに向上する見込みです。そのため人口の増加傾向は今後も続くと予想されますので、子ども向けのサービス需要(ビジネスチャンス)はさらに増大する見込みです。

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 大阪産業創造館までの時間距離

約35分
  鶴見区役所からの所要時間
   ※実際に計測。地下鉄利用。
     電車の待ち時間を含む
 
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