居住者向けビジネスのチャンス拡大?!~人口密度が最も高い区~
 

 

 城東区の人口は約16万人(2005年10月現在、24区中3位)で、人口密度は24区の中で最も高く1haあたり191人です【参考表1】。人口密度が高い理由の一つは、交通の利便性の高さです。区内には、地下鉄、JR、京阪電鉄や、国道をはじめとする主要幹線が複数走っています。もう一つは高層住宅が多いことです。6階以上に住む世帯を取り出し、密度をみると、城東区では1haあたり36.6世帯で24区中3位です【参考表2】。

【図表】城東区の町丁目別人口密度(2005年)

 

資料:大阪市計画調整局「大阪市町丁目別人口」より作成

 

【参考表1】人口密度 トップ5区
(2005年)
順位・区名
人口
(人)
人口密度
(人/ha)
 1 城東
160,927
191
 2 西成
132,762
181
 3 阿倍野
107,295
179
 4 東成
79,485
175
 5 住吉
158,998
170
 大阪市全体
2,628,776
165

資料:大阪市計画調整局「大阪市統計書(平成17年版)」より作成

【参考表2】6階以上に住む世帯密度数
トップ5区 (2000年)
順位・区名
6階以上に
住む
世帯 数
6階以上に住む
世帯密度 (世帯/ha)
 1 西
21,132
4,064
 2 浪速
17,175
3,930
 3 城東
30,852
3,664
 4 都島
18,970
3,136
 5 淀川
37,299
2,951
 大阪市全体
417,011
1,879

資料:総務省「国勢調査」より作成

 


人口密度(図参照)を4ランクに分けて丁目別に図化すると、中部から北部にかけて高くなっていることが確認できます。最も高い三つの丁目では、いずれも工場跡地に高層住宅が複数建設された経緯があります。一方、最も低い丁目には古くからある低層住宅地や工場、鉄道車庫など、産業・事業用地が大きく占めています。
さて、私たちが個人として日頃利用する店には、①主に自宅周辺で利用する店(宅配ピザ、理容店、クリーニング店)、②主に通勤通学先で利用する店(本屋、文房具店)、③通勤通学先・自宅周辺のどちらでも利用する店(コンビニ、飲食店)、④その他の特定の場所で利用する店(百貨店、映画館)の4タイプに分類できます。
①に該当する店は居住人口の密度が高いところに立地する傾向があり、②③④に該当する店は通勤通学者や買物客・観光客が多く集まる都心部(北区、中央区など)に立地する傾向があると考えられます。そこで城東区は居住人口の密度が最も高いことから、①の店について店舗密度(100ha[1km2]あたり店舗数【参考表3】を調べてみると、宅配ピザ(0.6店:24区中1位)、理容店(11.5店:同3位)、クリーニング店(7.7店:同5位)のいずれもが上位に位置していました。

 

【参考表3】宅配ピザ・理容店・クリーニング店の密度 トップ5区(2006年)

※店舗密度の単位(店/k㎡)

宅 配 ピ ザ
 
理  容  店
 
ク リ ー ニ ン グ 店
順位・区名
店舗数
店舗密度
 
順位・区名
店舗数
店舗密度
 
順位・区名
店舗数
店舗密度
 1 城東
5
0.59
 
 1 中央
115
13.0
 
 1 東成
40
8.8
 2 西
3
0.58
 
 2 東成
56
12.3
 
 2 天王寺
41
8.5
 3 淀川
6
0.47
 
 3 城東
97
11.5
 
 3 都島
51
8.4
 4 浪速
2
0.46
 
 4 生野
94
11.2
 
 4 西成
58
7.9
 5 天王寺
2
0.42
 
 5 北
113
10.9
 
 5 城東
65
7.7
 大阪市全体
55
0.24
 
 大阪市全体
1,615
7.3
 
 大阪市全体
1,189
5.4

資料:NTT番号情報㈱ 「iタウンページ」より 作成

 

 


今後、地下鉄8号線や大阪外環状線鉄道(現:城東貨物線) の開通が予定されており、城東区の利便性は向上する見込みですので、生活面やビジネス面での魅力が高まることでしょう。 現在、区内の人口密度が低い丁目でも、工場が移転・廃業し、大規模な高層住宅が建設されつつあります。そのため人口が今後も増加し、 人口密度はますます高まることが予想されますので、居住者をターゲットとする①のタイプのビジネスチャンスが拡大しそうです。

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 大阪産業創造館までの時間距離

約35分
  城東区役所からの所要時間
   ※実際に計測。地下鉄利用。
     電車の待ち時間を含む
 
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