大阪市中小企業経営モニター調査 (平成17年)
しかし、業況が横ばいだったサービス業では横ばい(前回-25.5%、今回-25.6%)、卸売業では悪化しています(前回-27.3%、今回-41.7%)。特に、卸売業は、今後も業況や売上高が悪化すると予測しており注視が必要です(売上高DI 今回-41.7%、今後-51.4%)。その他の業種は業況や売上高が今後回復するとみられ、更なる業況改善が期待されます(売上高DI 小売:今回-37.8%、今後-19.1%、製造:今回-31.9%、今後-21.9%、飲食:今回-50.0%、今後-36.7%、サービス:今回-25.6%、今後-20.5%)。
※業況判断DI 企業が属する「業界の景気が良い」と回答した企業の割合から「景気が悪い」と回答した企業の割合を差し引いた数値。 ※売上高DI 売上高が「増加した」と回答した企業の割合から「減少した」と回答した企業の割合を差し引いた数値。
調 査 実 施 大阪市経済局企画調査課 分析・解説 大阪都市経済調査会
しかし、飲食業、卸売業、並びにサービス業については、今後業況が悪化に転じると見通しており注視が必要です(いずれも4~5ポイント悪化)。一方、2期連続で改善傾向にあった小売業は7~9月期では悪化に転じていますが、10~12月期については年末にかけて消費が活発になると想定して大幅な回復(15ポイント以上)に転じるものと見通しています。
また、売上高と採算については、全体としてみれば売上高DI※はやや改善基調にありますが(前回-34.3⇒今回-31.0⇒今後-24.5)、採算状況DI※に関しては足踏みに近い状況となっています(前回-34.3⇒今回-35.0⇒今後-33.1)。
※業況判断DI、売上高DI、採算状況DI 各項目について、「上昇(増加)傾向」と回答した企業の割合から「下降(減少)傾向」と回答した企業の割合を差し引いた数値。
業種別に業況判断DIを見ると、全業種で改善しており、サービス業を除く4業種では大幅に改善(小売:+22.4ポイント、飲食:+19.7ポイント、製造:+13.7ポイント、卸売:+12.8ポイント)し、 製造業は約2年振りにプラスに転じました(前回ー9.5⇒今回+4.2)。飲食業については次期も引き続き大きく改善(今回ー12.9⇒次期+3.2) すると見通しており、プラスに転じると予想されますが、その他の業種はほぼ横ばいと見通しています。また、売上高と採算についても、全体的に大きく改善(10ポイント以上)しましたが、次期はほぼ横ばいと見通しています。
※業況判断DI、売上高DI、採算状況DI各項目について、「上昇(増加)傾向」と回答した企業の割合から「下降(減少)傾向」と回答した企業の割合を差し引いた数値。
大阪市経済局では、約1,000社の中小企業を対象に3ヵ月毎の経営状況についてアンケート調査を実施しています。今回は平成18年1~3月期の実績と4~6月期の見通しについての調査結果報告をご紹介します。
企業の回答を統計的に処理した業況判断DI※は、前期(平成17年10~12月期)と比較すると大幅に悪化 (ー18.0ポイント)しましたが、次期(平成18年4~6月期)は前期に近い水準まで改善 (+14.7ポイント)する見通しです。前年同期(平成17年1~3月期)においても同様の傾向が見られましたので、 今期の悪化は季節的要因によるものであると考えられます。業種別に業況判断DIを見ると、全業種で悪化しており、 卸売業を除く4業種では大幅に悪化(製造:ー28.8ポイント、小売:ー28.4ポイント、飲食:ー27.1ポイント、サービス:ー11.2ポイント)しました。 今期低下幅が小さかった卸売業は9年ぶりに次期にプラスの領域に達する見通し(今回ー14.8→次期+7.4)で、その他の4業種でも次期に改善する見通しですが、 製造業、小売業、サービス業は前期の水準には届かない見込みです。また、売上高と採算についても悪化しましたが、業種全体として次期には売上高は前期の水準まで、 採算も前期に近い水準まで改善する見通しです。
※※業況判断DI、売上高DI、採算状況DI各項目について、「上昇(増加)傾向」と 回答した企業の割合から「下降(減少)傾向」と回答した企業の割合を差し引いた数値。