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事例 4

本音を語らない経営者は後継予定者を不安にさせる

今回の事例は【後継者】からのご相談です。

相談の内容

相談者は社長(経営者)の一人息子で後継予定で数年前に入社した30歳台半ば。
現状は社長が実権を握っており、事業承継について特段の話がないので、本当に引き継げるのかと相談者は不安に思っている。
そこで、当館のサービスである事業承継診断を受診することで、事業承継の道筋が具体化するのではないかと考えて、同サービスを申し込みたいとのことであった。

コンシェルジュの眼

事業承継課題の着眼点

事業承継診断の申込依頼であったが、引き継ぐ側の社長の考えがわからない限り、課題の本質に迫ることは難しい。
さらに、今回の問題の根っこは社長と後継者、親子間のコミュニケーション不足にあると思われた。

具体的アドバイス

先ずは経営者のお父様が事業承継についてどのように考えているかを知る必要がある。親子差しで話をするのが難しい場合はコンシェルジュが間に立ってもよい。

この相談の場合、当館に相談に来ることを社長も承知していたので、事業承継の話をすることはタブーではないと判断できたので、社長の来館を促し、コンシェルジュとの面談をセットするよう依頼した。
事業承継診断は社長との面談を実施した後に実施するか否かを判断することにした。

具体的行動

後継者との面談を実施した10日ほど後に社長が一人で来館された。
まず相談者(後継者)を後継者としてどのように見ているかを質問したところ、経営手腕を認めているとのことであった。

次に、社長交代の時期について尋ねたところ、2年後を目途に考えており、その後3年くらいは会長として後継者をサポートしていきたい、とかなり具体的な行動スケジュールを持っていることがわかった。

そこで、後継者が事業承継について今どのような気持ちでいるかを伝え、社長の後継者をどのように見ているかと具体的な承継スケジュールを2人で共有化するよう要請した。

後日、2人でそうした話をする機会を持て、スムーズな承継に向けての具体的行動を始めているとの報告を受けた。

関連する記事(連載「事例に学ぶ事業承継」より)

事業承継課題の着眼点

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