2013年9月17日
大阪産業創造館
大韓貿易投資振興公社
なにわあきんど塾同友会
今、海外から注目される日本の長寿企業文化
日本の企業存続力を韓国へ×韓国のグローバル力を日本へ
日韓中小企業経営者座談会 開催
大阪市の中小企業支援拠点「大阪産業創造館」は韓国の大韓貿易
投資振興公社（※1）となにわあきんど塾同友会(※2)と共同で、
日韓両国の中小企業経営者が、日本が世界に誇る長寿企業文化と
韓国の強みでもあるグローバル戦略について、ノウハウを共有する
座談会を10月1日（火）に大阪産業創造館で開催することになりました。
韓国では、家族で事業を承継する企業文化がなく、M&Aなどで企業を
存続させるのが一般的だといわれています。その結果、技術や
ノウハウの伝承が難しくなっていることが課題になっており、
最近になって家族への承継で企業を存続させる日本の企業文化への
関心が高まっています。
一方で日本の中小製造業にとって海外展開が喫緊の課題になっていますが、
韓国ではもともと国内市場が小さいため、以前から企業の海外展開を
国家的に進めており、中小企業もグローバル人材の育成や海外での
販路開拓など精力的に展開しています。
産業構造が似ていながら異なる企業文化を持つ両国の中小企業経営者が
お互いの強みを共有し、競争力強化につなげることを目的に
今回の実施に至りました。
セッションには、日韓両国より中小企業経営者が約10人ずつ参加。
車座になり、日本の経営者は長寿企業文化や事業承継について、
韓国の経営者は海外展開やグローバル人材の育成について解説。
それぞれのテーマで両者が意見交換を行います。
また、セッション後は日韓の経営者による交流会を実施。
翌日には、韓国の経営者陣が大阪市内の製造業の現場を訪問するなど
中小企業の経営者同士の交流を深める予定です。
本件を機に、今後もさまざまなテーマで両国の経営者が学び合う
機会を創出してまいります。
（※1）大韓貿易投資振興公社
韓国企業の貿易振興、海外展開を目的にした韓国の政府機関
http://kotra.or.jp/
（※2）なにわあきんど塾同友会
大阪の若手経営者・後継者のビジネススクールの卒業生による交流会組織
http://www.akindo-juku.gr.jp/
【補足】
日本企業の95％がファミリービジネスといわれる。
業歴100年超のファミリービジネス（同族経営）は、欧州全体で
6,000社、米国では800社といわれているのに対して、日本は2.6万社。
一方、韓国は2社にとどまる。これは歴史的な背景も一因だが、
韓国では「事業が育てば売却する」という欧米型の企業文化が
一般的であることも大きな要因と言われている。
＜出典＞
帝国データバンク「長寿企業の実態調査（2013年）」
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p130901.html
PwC Japan 株式会社調査
http://www.pwc.com/jp/ja/japan-news/2010/20100802.jhtml
韓国銀行調べ「日本企業の長寿要因および示唆点」
＜日 時＞
10月1日（火） 15時30分～18時（セッション）／18時30分～（懇親会）
＜場 所＞
大阪産業創造館 6階会議室AB（懇親会は別会場）
＜参加者＞
韓国製造業経営者10人程度×大阪の製造業経営者10人程度
（一般公募はありません）
＜内 容＞ ※すべて通訳がつきます。
(1)主催者挨拶
(2)セッション第一部「日本企業の企業存続力」
(3)セッション第二部「韓国企業のグローバル力」
(4)懇親会（近隣の居酒屋で開催）
----------------------------------------------------------------
【本件に関する問い合わせ先】
大阪産業創造館 山野 TEL：06-6264-9915
大韓貿易投資振興公社 金 TEL：06-6262-3831
なにわあきんど塾同友会 森川 TEL：06-6322-2645