2008年5月21日
                           ロボットラボラトリー
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    大阪発!次世代ロボット実用化プロジェクト研究開発助成事業
     「ディスプレイ・キャラクターロボットプラットホームの
        実用化プロジェクト」 ロボット完成発表
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 大阪市では、平成19年度にロボット関連産業の振興に資するため、次世代ロ
ボットの実用化に取り組むプロジェクトを募集し、「ディスプレイ・キャラク
ターロボットプラットホームの実用化プロジェクト」(参画企業:ヴイストン
(株)、日本遠隔制御(株))を採択いたしました。そしてこのたび、開発に取り
組んでおりましたディスプレイ・キャラクターロボットプラットホーム
「Vstone tichno(ヴイストン ティクノ)」が完成いたしました。
つきましては5月26日(月)に、ヴイストン株式会社 1Fイベントスペース
(JRゆめ咲線安治川口駅 徒歩4分)で報道関係者の皆様に向けて、「Vstone
tichno」の披露とデモンストレーションを公開させていただきます。

 本事業は、一般家庭やオフィス・事業所等において多様な貢献が期待されて
いる次世代ロボットの実用化に向けた共同開発研究事業を支援するものです。
大阪市からコンソーシアムに対して、研究開発に係る経費の助成を行い、大阪
市の次世代ロボット産業創造拠点「ロボットラボラトリー」において情報提供
やアドバイス等の実用化に向けたサポートを実施しました。


※ 本事業におけるコンソーシアムとは、企業間連携、産学連携、ユー
ザー企業と開発企業による連携など2者以上の共同事業実施体を指します。


○当日開催概要・場所について
 日時:2008年5月26日(月)10:00- (受付9:30-)
 会場:ヴイストン株式会社 1Fイベントスペース
 アクセス:JRゆめ咲線安治川口駅徒歩4分
 (安治川口からの経路は
http://www.vstone.co.jp/top/access/index.htmlに掲載)

○当日発表会次第
  9:30-  受付開始
  10:00- 開会の挨拶、ロボット登場
  10:05- デモンストレーション
  10:20- 製作発表およびご説明
  10:45- 自由取材
  11:30  発表会終了
 ※内容については変更になる場合があります。
 ※最初のデモンストレーションおよびその後の自由取材の際にロボット
の撮影をして頂けます。
○発表会へのご参加について
 ・事前にロボットラボラトリー広報 田中良典(yos-tanaka@sansokan.jp)
までご参加される旨と人数のご連絡をメールにてお願いします。
・会場にてご用意できる駐車スペースは限りがあります。車でお越しにな
る場合は予めご連絡をお願いします。また、駐車スペースが満車になっ
た時点で、車にてお越しになるご要望には応じかねますので、その際に
は近隣の駐車場をご利用ください。
 ・本件についての一般報道、公開は5/26(月)12:00以降にてお願いします。

○Vstone tichnoの一般向け初お披露目について
  5/28(水)から5/30(金)までインテックス大阪にて開催される「中小企業
総合展2008 in Kansai」(主催:独立行政法人中小企業基盤整備機構)
の開会式において、Vstone tichnoがテープカット役を務めさせて頂き
ます。
  Vstone tichnoの一般向けの初お披露目となりますので、こちらもぜひ、
ご来場の程宜しくお願い致します。

<中小企業総合展 2008 in Kansai へのお問い合わせ>
中小企業総合展事務局
〒104-0045 東京都中央区築地4-7-3 築地ファーストビル8F
   TEL:03-3524-4668 MAIL:info@sougouten.smrj.go.jp


■■■発表会ご参加のお申込、その他本件に関するお問い合わせ先■■■
財団法人 大阪市都市型産業振興センター ロボットラボラトリー
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1-1-3-1600 大阪駅前第3ビル16階
   TEL:06-6347-7877 FAX:06-6347-7875
   担当:田中 良典 (yos-tanaka@sansokan.jp)


(別紙)

「ディスプレイ・キャラクターロボットプラットホームの
 実用化プロジェクト」の概要
開発ロボット名『ヴイストン ティクノ』

1.開発の内容
比較的容易に外観デザインやコミュニケーション能力を付加することのできる
大型ロボットのプラットホームを開発した。開発に当たっては、日本遠隔制御
株式会社とヴイストン株式会社の両社共同でロボットの大型化に対応した高性
能サーボモータを独自開発した他、汎用性の高いフレーム・外装設計に留意し
様々なキャラクターロボットや受付案内ロボット等を迅速かつ低コストで開発
できるものを目指している。

2.開発の背景
企業の広告宣伝等向けのディスプレイ・キャラクターロボットは、ヴイストン
社にて企業からの引き合いを受けることがあり都度開発を検討してきたが、一
からロボットを開発することのコストとスケジュールが折り合わず、明確なニ
ーズにもかかわらずこれを事業化に結びつけることができずに現在に至ってい
る。
本件プロジェクトにて大型ロボットのプラットホームとなるサーボモータやシ
ステム設計等の要素技術を開発することで、迅速かつ実現しやすいコスト・ス
ケジュールを提示できるようになり、ディスプレイ・キャラクターロボットの
導入を促進することになるとの狙いにより、今回の開発に至ったものである。

3.開発ロボット「Vstone tichno(ヴイストン ティクノ)」について
本プロジェクトにより開発されたサーボモータその他要素技術につきシステム
全体としての実証実験と、キャラクター・ディスプレイロボットとしてのデザ
イン性・機能性をアピールするために「Vstone tichno(ヴイストン ティク
ノ)」は開発された。
 外観デザインやコミュニケーション能力の付加などカスタマイズが比較的容
易であり、全高約130cmの大きさは大きなインパクトを与える。

4.事業化へ向けて
 成果物であるプラットホームロボットを基にして顧客企業向けに外装をカス
タマイズしたキャラクターロボットやディスプレイロボットをレンタル等の手
段で提供する。また、同じく成果物である大型ロボット用の高性能サーボモー
タは研究者やハイエンドユーザー向けに早期の販売が可能である。
今後はイベントへの露出や広告、既存顧客への提案などの活動を強化して広告
宣伝・知名度向上へ向けた活動を行い、成果の早期事業化を図る。