飲食店は全業種の中で開業希望者が最も多い反面、廃業率も高い業種（※）
であることから、同事業では開業前に飲食店経営を体験してもらい
廃業リスクを軽減することを目的としています。

一方、金融機関では既存企業とは違い、開業希望者には過去の決算書などの
定量情報がないため、事業計画の実現性や経営者の資質など定性情報が融資審査
で重要なポイントになっていますが、判断材料が充分ではないことが審査の課題
になっているといわれています。

こくきん創業支援センター大阪では、今回の成果について
「大阪産業創造館からの定性情報を活用し、短期間で融資の判断を実施。
顧客の資金ニーズに迅速に対応できた」とコメントしています。

なお、同プログラムは現在参加者を募集しており、両機関に飲食店開業希望者
から融資相談があった場合は窓口で参加を促してもらっています。

大阪産業創造館では今後もサービスの特長に合わせて各金融機関とお互いの
強みを活かした連携を行うことで、創業希望者や中小企業の資金需要に
応えられる環境を整備してまいります。


※業種別開廃業率（中小企業白書2003年版より出典）
http://www.meti.go.jp/hakusho/chusyo/H15/Z02-02-08-00.htm

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＜融資事例1＞
創業形態：個人　性別：男性
業種：焼き鳥屋　従業者数：2名＋パート2名
利用資金名：生活衛生貸付　融資金額：400万円
勤務先を退職後、しばらく専業主夫を続けながら、以前からの夢であった
飲食店の開業を決意し、調理師の免許を取得。数件の飲食店でアルバイト
として修業をしたが、経験不足を補うため、同プログラムに２回参加し、
自分のイメージに合った店作りを実現させた。関西の地元の食材や地酒を
取り揃え「古き良き大阪」をイメージした店舗

＜融資事例2＞
創業形態：個人　性別：女性
業種：居酒屋　従業者数：2名
利用資金名：女性、若者／シニア起業家資金（新創業融資制度）
融資金額：550万円
アパレル業界一筋の勤務経験ながら、「人と直接触れ合える仕事がしたい」と
いう思いから飲食店開業への転身を決意。飲食店に関しては全くの素人であった
ため、同プログラムに参加しアドバイスを受けながら開業への準備を進めた。
本人の地元である高知の家庭料理がメイン

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【「あなたのお店」づくり、応援します～あきない虎の穴－飲食店編】
　http://www.sansokan.jp/tora/

＜次回募集内容＞
期　間：2006年9月～2006年11月のうち8日間（実習5日、研修3日）
　　　＊実習日程は各受入店舗(企業)によって異なります
場　所：各受入店舗（企業）及び各指定場所
締切日：2006年7月21日（金）
定　員：20名

【本件に関するお問合せ】---------------------------------------
　大阪産業創造館　　　担当：浜田　TEL 06-6264-9909
　国民生活金融公庫（こくきん創業支援センター大阪）
　　　　　　　　　　　担当：宮本　TEL 06-6538-1407
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