2006年6月2日
  大阪産業創造館・ロボットラボラトリー
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     ロボットによるサッカーW杯で3連覇を狙う
産学連携グループ「ドリームチーム・Team OSAKA」新型ロボットを初披露
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大阪市ロボットラボラトリーがサポートしている産学連携の共同開発グループ
「ドリームチーム・Team OSAKA」は、6月14日からドイツで開催される
ロボットによるサッカーのワールドカップ「ロボカップ2006ブレーメン 
世界大会」に出場し、3連覇を目指す完全自律2足歩行型ロボット
「VisiON TRYZ」(ヴィジオン トライズ)をこのたび開発しました。

つきましては6月8日(木)に、ロボットラボラトリー(大阪駅前第3ビル)で
報道関係者の皆様に向けて、「VisiON TRYZ」の披露とデモンストレーションを
公開し、ドイツ出発にあたっての決意表明を行います。

「VisiON TRYZ」は、世界最大のロボット競技会であるロボカップ世界大会での
3連覇を目指して新たに開発されました。
主な特長は3つです。
●機体の軽量化
機体の軽量化を徹底し、ロボカップ2005大阪世界大会で優勝した「VisiON NEXTA」
(ヴィジオン ネクスタ)を超える高運動性能・高演算性能を実現しました。
●ロボットのモータを制御するためのボードを独自に開発
モータへのデータ通信の間隔が1/3になり、細かな制御による滑らかで安定した
歩行が可能になります。
●画像の処理能力が25%向上
知能部分としては360度を瞬時に見渡す全方位カメラの処理能力が25%向上し、
速いボールを認識する能力が高まりました。

この他、外装はゴムとプラスチックの性能を併せ持った柔らかい樹脂素材を採用し、
衝突や転倒の衝撃に強くなっています。
またロボット本体にはWindowsXPコンピューターを内蔵し、発話機能や通信機能
などの多彩な機能を備え、さらにはWindowsの環境を使ってアプリケーションの
開発が容易に出来る拡張性の高いロボットです。

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■完成披露会の開催概要
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日時:2005年6月8日(木) 13:00~14:00
会場:ロボットラボラトリー(大阪駅前第3ビル16階)
内容:VisiON TRYZ初披露・Team OSAKA監督ヴイストン(株)
   大和信夫氏による決意表明・機能説明およびデモンストレーション
 ※お越し頂ける場合には、事前にご連絡をいただけますと幸いです。


ロボットラボラトリーは、今後もロボット産業分野への参入を目指す企業を
支援してまいります。

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■「VisiON TRYZ(ヴィジオン トライズ)」概要
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【タイプ】完全自律2足歩行型
【高さ・重量】49.5cm・約2.7 kg(旧型VisiON NEXTA:47.5cm・約3.1 kg)
【動作】ボールやキーパーを認識しサッカー競技を行う。
    バランスをとるためのジャイロセンサを搭載し、歩行の安定性が向上。
    さらに無線LAN機能や発話機能を備える。


【本件に関するお問合せ】
大阪産業創造館 ロボットラボラトリー TEL 06-6347-7877
        瀬川    segawa@sansokan.jp
        高木(広報)takagi@sansokan.jp
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