2005年7月26日
大阪産業創造館

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 「健康・予防医療リーディングプロジェクトに係る
産学連携による新商品開発事業」の採択決定について
 http://www.sansokan.jp/healthcare/
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大阪市及び大阪産業創造館では、健康・予防医療産業の振興に資するため、
「健康・予防医療リーディングプロジェクトに係る産学連携による
新商品開発事業」の募集を2005年5月26日(木)から6月15日(水)まで
実施しました。

募集の結果、19件の応募があり、寄せられた提案について、
専門家等による審査会を経て、下記の3件を採択することとしました。
大阪市は、下記の産学連携コンソーシアムが行う新商品の研究開発に要する
経費に対し助成を行います。

今後は、本コンソーシアムにおいて、保健機能食品、健康機器・健康サービスの
各分野について、科学的根拠に基づく新商品開発への取り組みが進められます。


                記

1 採択件数
保健機能食品分野:2件、健康機器・健康サービス分野:1件 計3件

2 採択内容
(1)保健機能食品分野
1. 提案プロジェクト名
 ○ グルコン酸亜鉛を使った栄養機能食品の開発
 <提案者(コンソーシアム構成者)>
  ・浜理薬品工業株式会社
  ・大阪市立大学
  ・大阪市立環境科学研究所
  ・アリメント工業株式会社
<提案内容>
本プロジェクトは、グルコン酸亜鉛を使用し、亜鉛の吸収性に
 関する科学的根拠を備え、味が良く、安価な栄養機能食品を開発する。
 亜鉛の吸収性についてはヒトでの臨床試験により検討するが、
 食事調査も合わせて行い、亜鉛吸収に及ぼす影響なども解析する。

 2.提案プロジェクト名
 ○新規な作用機序に基づく糖尿病リスクを軽減する
  機能性食品の開発とその効果実証
 <提案者(コンソーシアム構成者)>
 ・江崎グリコ株式会社
  ・長岡香料株式会社
  ・財団法人先端医療振興財団臨床研究情報センター
<提案内容>
嗜好性・利便性・コスト面に優れ、新たな作用機序により、
 糖尿病のリスクを低減できる機能性キャンディーを開発する。
 本プロジェクトでは香料の新規開発に基づく製品開発とヒトでの
 臨床試験を行い、特定保健用食品の申請を行って国民の健康への
 貢献を目指す。

(2)健康機器・健康サービス分野
 1.提案プロジェクト名
 ○暮らし情報(活動量)による介護予防支援システムの開発
 <提案者(コンソーシアム構成者)>
  ・ウエルネス・フロンティア株式会社
  ・松下電工株式会社
  ・株式会社システムディ
  ・日本健康機構株式会社(日本医療事務センターグループ)
  ・学校法人福田学園 大阪リハビリテーション専門学校

 <提案内容>
 高齢者の日常行動情報をセンサー(活動量計等)で収集・分析し、
 生活状況の把握ができるシステムと、生活状況別の処方プログラムを
 開発することで、1.介護予防対象者の抽出と 2.テーラーメイド
 介護予防プログラムを容易に作成できるシステムを構築する。

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※このプレスリリースは、大阪市も同日同時、同内容で
リリースを行っています
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【本件に関する問合せ先】-------------------------------------
 大阪産業創造館(財団法人大阪市都市型産業振興センター)
 〒541-0053 大阪市中央区本町1-4-5 大阪産業創造館13階
 新産業創造推進室 担当:竹嶋、古澤、大槻
            TEL)06-6264-9913 FAX)06-6264-9899
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