2005年7月20日
大阪産業創造館

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関西のオーナー経営者らがハンズオン型ベンチャー応援ファンドを設立
        http://www.sansokan.jp/iag/
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大阪市の中小・ベンチャー企業支援拠点「大阪産業創造館」に事務局を置く
関西のオーナー経営者らで作るベンチャー支援組織「インキュベーション・
エンジェル・グループ(以下IAG)」(※1)はこのたび「IAGベンチャー応援投資
事業有限責任組合」として総額約5,000万円(予定)のファンドを設立しました。

最初の投資案件は本日ビジネスプランの募集を開始した第16回(※2)を含めた
過去の事業発表会に参加した企業の中から選考し、今秋に決定する予定です。

IAGはこれまでの活動の中で、出資、役員派遣による共同開発、サービス
の導入、販路の提供など、さまざまな形でベンチャー企業を支援して
きましたが、ベンチャー企業から最も要望が高い資金支援を拡充するべく、
設立されました。

IAGは元々ボランタリーな組織であることから、リターン本意のファンド運営は
行わず、アーリーステージの企業に対し、資金だけでなくIAG委員が直接
ハンズオン型の支援を実施するのが特長です。
IAG委員の一人であるグルメ杵屋の取締役会長椋本彦之氏は
「創業時は実績がなければ銀行は相手にしてくれないし、資金がなければ実績を
つくることも難しい。私もその経験があるだけに起業家が挑戦しやすい環境を
作りたかった」と語っています。

同ファンドでは2年間で5社に対し各1,000万円程度出資を行う予定で
大阪産業創造館でも販路拡大や人材育成などの各種プログラムを活用し、
投資企業の経営課題ごとに全面的な支援を行っていく予定です。

※1)IAG(インキュベーション・エンジェル・グループ)
http://www.sansokan.jp/iag/
2000年12月12日に大阪版エンジェルとして活動を開始。大阪の経済活動を
活性化させるため、有志の企業経営者ならびに企業経営経験者がベンチャー
ビジネスを育成・支援するための組織。現在37名が参加しており、ベンチャー企業
から発表された事業計画に基づいて必要な支援を積極的に実施している。

現在の運営幹事6名
株式会社ニッタ     取締役会長   新田精一
株式会社久我     代表取締役社長 久我三郎
株式会社ユニオン   代表取締役社長 立野純三
金井重要工業株式会社 代表取締役社長 金井宏実
学校法人エール学園  理事長     長谷川恵一
ニッタ・ハース株式会社 顧問      薩摩嘉弘

※2)第16回IAGベンチャービジネス事業発表会
http://www.sansokan.jp/events/eve_detail.php?H_A_NO=05610
応募締切:8月26日(金)
対  象:関西で創業を志す方
     創業後間もないベンチャー
     新規性の高い事業展開を目指す企業
     第二創業を考えている企業


【本件に関するお問合せ】-----------------------------------------

大阪産業創造館 IAG運営事務局 石村・山口 06-6264-9901