2005年7月17日
大阪産業創造館・ロボットラボラトリー

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 Team OSAKAのロボット「ヴィジオン ネクスタ」世界2連覇達成!
     ~「ロボカップ2005大阪世界大会」競技結果~
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7月13日から17日にかけて開催されている「ロボカップ2005大阪世界大会」
で大阪市とロボットラボラトリーが開発支援を行った「ドリームチーム・
Team OSAKA」のロボット「ヴィジオン ネクスタ」が、昨年に引き続いて
優勝を果たしました。

7月17日の18時から表彰式と競技結果の発表が行われましたが、「ヴィジオ
ン ネクスタ」はヒューマノイドリーグにおいて、PK・テクニカルチャレン
ジ・2対2の全3種目を制して優勝し、ベストヒューマノイド賞「ルイ・
ヴィトンカップ」を獲得しました。

本大会は、ロボットによるサッカー競技を通じてロボット技術の向上を目的
としており、今年は世界31カ国から333チームが参加していました。

Team OSAKAは、大阪市のロボット産業のポテンシャルを示すことを目的に、
公募で選ばれた地元大阪の企業や大学による産学連携のコンソーシアムで
結成されています。2004年には自律型2足歩行ロボット「ヴィジオン」を
開発し、昨年のロボカップ世界大会で優勝しています。
「ヴィジオン」はその人気の高さから携帯ストラップなど様々な形で
商品化がなされています。

ロボットラボラトリーでは、ロボカップ出場チームの活躍をロボット分野
でのビジネス振興の布石と考え、さらなる産学連携、企業集積の促進を
図ってまいります。


■ VisiON NEXTA(ヴィジオン ネクスタ)概要
http://www.robo-labo.jp/modules/robot_intro06/content/index.php?id=16

■ Team OSAKAの軌跡 (ブログ)
http://www.robo-labo.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=62

■ ロボカップ2005大阪世界大会
http://www.robocup2005.jp/

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■ Team OSAKA メンバー
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【大阪大学 石黒研究室】  http://www.ed.ams.eng.osaka-u.ac.jp/
 ロボット技術、センサ技術を中心に、人間と関わり、日常的社会の中で
活動できるロボットの実現に向けた研究を行う。また石黒浩教授は、
ATR知能ロボティクス研究所の客員室長として「Robovie(ロボビー)」の
開発・研究をしており、大学と研究機関の両方を代表する研究者。

【ヴイストン株式会社】 http://www.vstone.co.jp/
「全方位センサ」をはじめとする、石黒教授の研究成果の実用化を目指して
設立された産学連携ベンチャー。電子機器・電子装置・光学装置・ソフト
ウェアの研究開発・製造・販売をしている。様々なセンサを融合させる認識
技術センサネットワークシステムを開発。「VisiON(ヴィジオン)」をはじめ
とするロボットの製作・販売も手掛ける。Team OSAKAのまとめ役。

【ロボ・ガレージ】  http://www.robo-garage.com/
ロボットクリエーター高橋智隆氏が創業した、京都大学初めての学内入居ベン
チャー。人とのコミュニケーションにはロボットの持つ外観や仕草が重要な
意味を持つとし、それを実現する技術開発・デザイン・製作を行う。代表作
に「neon(ネオン)」「鉄人28号」など。昨年、自ら製作した「クロイノ
(chroino)」は米TIME誌の「Coolest Inventions 2004」 に選ばれている。

【株式会社システクアカザワ】  http://www.akazawa.co.jp/
製造業一筋60年。航空機などの精密部品加工技術を持ち「工業用全方位
内視鏡」を開発。その他、自動化機器の設計、各種機械器具の製造・販売。
「Team OSAKA」へは開発費の一部を出資する。

【株式会社 国際電気通信基礎技術研究所(ATR)】
http://www.atr.jp/index_j.html
情報通信分野の基礎から応用まで広く研究開発を行い、コミュニケーション
ロボット研究分野においては世界的な研究を推進中。
ドリームチームには、同社開発のモーションエディタやセンシング技術を
提供する他、ロボットの商品化にむけて技術的にバックアップしている。


【お問い合わせ】
ロボットラボラトリー http://www.robo-labo.jp/
杉本・高木 06-6347-7877 
takagi@sansokan.jp