2004年10月21日
大阪産業創造館 ロボットプロジェクト

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  11月12日いよいよオープン!
  大阪市の産業クラスター創出 「ロボットラボラトリー」 
  http://www.sansokan.jp/robot/lab/
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大阪市の産業創出施策を実施し、中小・ベンチャー企業を支援する
大阪産業創造館と大阪市は、RT(ロボットテクノロジー)を
ベースとした生活支援型のロボット産業クラスター化を目指し、
その中核を担う都心型ラボ「ロボットラボラトリー(フューチャー
ライフデザインラボラトリー・ロボットフォーラム)」を大阪駅前に
開設いたします。

現在、梅田北ヤード(※)には次世代ロボット研究開発拠点の形成が
計画されていますが、ロボットラボラトリーは、RT産業クラスター
発展のための実効的な戦略と施策を施行し、その拠点につなげていく
ことを役割としています。

なおオープンの11月12日(金)に開催するオープニングイベントでは、
ラボラトリーで活動するコンソーシアムによるプレゼンテーションが
あります。報道関係の皆さまには、是非ご取材いただきますようお願い
いたします。


◇ロボットラボラトリー・オープニングイベント

日 時:平成16年11月12日(金) 14:00~16:20
【第1部】式   典       14:00~14:50
     主催者あいさつ 大阪市長(予定)
     来賓祝辞
     オープニング記念スピーチ
      浅田 稔 氏(大阪大学大学院工学研究科教授)
     「ロボットラボラトリー」リーダーあいさつ
     テープカット
【第2部】プロジェクト説明会 15:00~16:20
     「ロボットラボラトリー」コンセプト・機能説明
     活動コンソーシアムプレゼンテーション

会 場:ロボットラボラトリー
大阪駅前第3ビル 16階(大阪市北区梅田1-1-3-1600)


大阪産業創造館では、今後、このロボットラボラトリーでの実質的な
サポートを通じ、関西経済活性化に繋がるRT産業クラスターの育成に
取り組んでまいります。


※梅田北ヤード
JR大阪駅北側にある旧国鉄の未処分地・梅田北ヤード地区(約24
へクタール)。大阪市と経済界などでつくる「大阪駅北地区まちづくり
推進協議会(会長・關淳一大阪市長)」は2004年7月30日、次世代
ロボット開発拠点や住宅、大学など8ゾーンに分け、産業と文化が
融合した複合型の街として整備する基本計画を打ち出しました。

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 ロボットラボラトリーの主な活動と機能
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ロボットラボラトリーは、RTをベースとした新たな「事業仮説の生成」、
それを実現する「人的ネットワークの形成」、事業仮説を検証するための
「実証実験の計画立案」、またそのフィードバックを反映させた「新事業
の創出」といった、産業クラスターの成功の鍵となるミッションを
持ちます。

■次世代ロボット開発コンソーシアムの活動拠点
 大阪市が公募した7つのプロジェクトがラボラトリーで活動します。
(以下に詳細)

■次世代ロボット開発ネットワーク「RooBO」の事務局
 2004年6月に発足し、現在80の企業や研究機関が活動しています。
 http://www.sansokan.jp/robot/roobo/

■ロボット実証実験ワンストップサービス
 ロボットの研究開発、商品化に際し必要となる実証実験に関する相談窓口
 となります。病院、福祉施設、集客施設など目的に応じたフィールド提供
 を支援します。
  
■ロボットに関する各種イベントの実施
 予定)・ロボットMOT実践講座・大学特別授業・ロボット技術発表会・
    ロボットビジネス交流会・海外企業マッチングなど


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 7つのプロジェクトがロボットラボラトリーで活動
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【1】「未来空間」創出の研究開発(創造的ロボティクス空間デザイン)
  ロボットテクノロジ-(RT)による創造空間の開発とマ-ケット
  の把握、創出による「RT創造的空間」の事業化
 (提案者)辻デザインオフィス、(有)カサアンドカンパニ-、
      (株)竹中工務店、三洋セミコンデバイス(株)、
      (株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)
      
【2】遍在化可能な可変空間型ロボットの研究開発
  既存のロボットの形状にはとらわれない分散・協調型の形態に
  ロボット的機能である認識・判断・行動を与える。
  「空間自体がロボット」で「人はロボット内部に」
  (提案者)立命館大学総合理工学研究機構、(有)エムツ-プラニング、
      (株)内田洋行

【3】水族館向け水槽清掃ロボット「ロボフィッシャ-」の開発
  水族館の水槽内の底部砂清掃と内部から見た映像の水槽。外への
  送信で観客に楽しみを提供。
  (提案者)大阪市工業会連合会異業種交流グル-プ
     (福地金属(株)、(株)エイトテック、(有)アイティラボ、
      日本コレス(株)、(有)梅谷鉄工所、(株)コスモ機器、
      立山工業(株)、(株)嶋田工業、大阪市立大学大学院工学研究科

【4】インテリジェント・ダミ-ロボット及びロボット技術を応用した
  医療・介護分野の製品開発、それを使用した新しいサ-ビス産業の創出
  (提案者)児島電機(株)、(株)アサヒ電子研究所、アスペック(株)、
     (株)ニッタモケイ、大阪大学、国際レスキュ-システム研究機構

【5】コミュニケ-ション支援型福祉ロボットの実用化開発
  ATR等が共同開発してきたコミュニケ-ションロボット
  (ム-ソシア)を基礎として、介護者と要介護者同士のコミュニ
  ケ-ションを活性化させるコミュニケ-ション支援型福祉ロボットの開発
  (提案者)(株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、
      (株)システクアカザワ

【6】ロボカップドリームチームによる自律型2足歩行ロボットの開発
  昨年に引き続き、特に歩行性能や認知技術などを大幅に向上させた
  新型ロボットを開発・製作し、「ロボカップ2005大阪世界大会」
  ヒューマノイドリーグへの出場を目指す
  (提案者)ヴイストン株式会社、(株)システクアカザワ、京都大学
     ベンチャーロボガレ-ジ、大阪大学大学院工学研究科石黒
     研究室、(株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)

【7】ロボカップジュニア・レスキュ-チャレンジに出場する
  ロボットキットの開発
  ロボカップジュニアの国際ルールに対応した「自律型ロボット」を
  製作。教育プログラムの中で小学生高学年・中学生が制御できる
  キットを開発。
  (提案者)株式会社アサヒ電子研究所、株式会社イ-ケイジャパン、
     株式会社ニッタモケイ、国際レスキュ-システム研究機構、
     埼玉大学、大阪府立工業高等専門学校


●ロボットラボラトリーのパースについて
(http://www.sansokan.jp/robot/lab/)
新事業を創出するべく人がフェイス・トゥ・フェイスで相互作用し合う
場として、オフィスを構成する設備は自由に移動や組み換えができます。
また、全フロアに間仕切りを全く置かない透明性の高い情報共有空間と
しました。


【本件に関するお問合せ】
大阪産業創造館 新産業創造推進室
        千田  06-6264-9851 senda@b-platz.ne.jp
        美濃地 06-6264-9912 minoji@b-platz.ne.jp
        高木(広報)06-6264-9811 takagi@b-platz.ne.jp