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産業創造館の産学連携から補助金採択!事業化に向けて更なる弾み!
http://www.e-liaison.ne.jp/
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大阪産業創造館では、国の平成13年度補正予算に基づいて公募された「即効性地域新生コンソーシアム研究開発事業」に、13件を補助申請し、うち5件が採択された。

この事業は、大学等の技術シーズなどを活用した地域新生コンソーシアム(地域における産学官の強固な共同研究体制)を組むことにより、高度な研究開発を行いながらも即効性が高く、地域の新産業創出に貢献できる製品・サービス等の開発を目指して取り組まれたもの。

大阪産業創造館では、昨年1月以来、産学連携事業e-liaison(イー・リエゾン)として優れた研究シーズを中心とした数々のバーチャルラボ(研究室)をウェブサイト上に構築し、事業化を目指すコンソーシアムを運営してきた。加えて、大阪市の中核的支援機関として産学連携はもとより、地域の新ビジネス創造を目指し、工業研究所をはじめとする多くのビジネス支援拠点とも連携を進めてきた。

今回は、 こうした取り組みの中から特に成熟度が高く、今後の成長が期待できるものを選び、申請した。このうち 3件(下記一覧(1)~(3)まで)がe-liaisonの成果であり、他の2件は工業研究所を中心としたコンソーシアムの成果である。

採択された案件には、ITをはじめ、バイオ・医療・福祉など、これからの我が国経済を牽引していく技術が数多含まれており、事業化に向けた研究開発に弾みがつくことが期待される。

大阪産業創造館では今回採択された案件の事業化を応援するとともに、今後も大学等の知的財産を活かしたコンソーシアムを形成し、国の補助金なども活用して大阪発の新ビジネス創造を進めていく。

■補助金獲得コンソーシアム(大阪産業創造館申請)一覧
(1)蛋白質分子固定化ハイスループットスクリーニング用チップの開発
  統括研究者:京都工芸繊維大学
  参加企業・団体:東洋紡績(株)、産業技術総合研究所、阪大大学院工学研究科、(株)プロテインクリスタル、
             エレクトロン機器(株)

(2)網膜投影ヘッドマウントディスプレイによる低視力者用情報呈示機器の商品化
  統括研究者:大阪市立大学大学院
  参加企業・団体:(株)タイムズコーポレーション、(有)オーブ、山本光学(株)、(株)NTTドコモ関西、
             アイティソリューションサービス(株)

(3)特殊機能付きゴーグル型ヘッドマウントディスプレイの開発
  統括研究者:大阪市立大学大学院
  参加企業・団体:山本光学(株)、シャープ(株)

(4)エレクトロニクス機器用高熱伝導性プラスチック基材の開発
  統括研究者:工業研究所
  参加企業・団体:
日本科学冶金(株)、富田油脂(株)、大阪市立大学大学院工学研究科

(5)低コスト環境調和型の透明電磁波シールド材製造方法の開発
  統括研究者:工業研究所
  参加企業・団体:奥野製薬工業(株)、上村工業(株)、中央化成品(株)、京大大学院工学研究科