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茨城県発技術シーズ オンラインマッチング会2023

No.39564

対象 大企業、中小企業、ベンチャー企業で茨城県の研究シーズに興味のある方
開催日時 2023年1月31日(火) 14:00-16:00
開催場所 オンライン(Cisco Webex を使用)
料金 無料 
お問合せ先 公益財団法人大阪産業局 MOBIO事業部 技術支援チーム
MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)
〒577-0011 大阪府東大阪市荒本北1-4-17
クリエイション・コア東大阪 北館1階
【TEL】06-6748-1052
【FAX】06-6745-2362
【E-mail】 mobio_gijyutsu@obda.or.jp
受付時間:月‐金 9:00‐17:30 (祝日除く)
大阪産業局×茨城県の共催イベント

茨城県の研究シーズと大阪・関西企業とのマッチングを目的に2年前から実施している共催イベントの第3回目です。
研究都市として名高く、スーパーシティにも認定されている つくば市を筆頭とした、茨城県の最新の技術シーズを発表します。
過去2年もユニークな技術シーズと大阪・関西企業とのマッチングが起こり、好評のイベントです。
今年はどんな研究シーズが発表されるのか、ぜひご注目ください。

プログラム

13:55 Webexオープン

14:00 開会あいさつ
大阪府 商工労働部 ものづくり支援課
茨城県 産業戦略部 技術振興局

14:10 シーズ発表(4名予定 発表20分+質疑5分)

14:10〜14:35
竹澤 俊明 氏(農業・食品産業技術総合研究機構)
「ビトリゲル関連技術の開発による新産業の創出」

14:35〜15:00
波平 昌一 氏(国立研究開発法人 産業技術総合研究所)
「SAM代謝制御に基づいた組織老化を予防または治療する組成物の開発と評価技術」

15:00〜15:25
中西 尚志 氏(国立研究開発法人 物質・材料研究機構)
「引張、折曲、変形自由な振動発電・センサ素子」

15:25〜15:50
皆川 達也 氏(筑波大学)
「あらゆる形状に被覆可能で配線不要な触覚センサ「FabSense」」

15:50 クロージング・事務局からの案内

16:00 イベント終了

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発表者1



竹澤 俊明 氏

生物機能利用研究部門 生物素材開発研究領域 機能利用開発グループ グループ長

研究室・技術シーズ URL

経歴
大正製薬、W. R. Grace、P&G、協和醗酵、国立精神神経センターを経て、2000年より農林水産省畜産試験場、農業生物資源研究所、農研機構(現職)。生体機能再生薬学、組織再生医工学が専門。

特許
あり

タイトル
ビトリゲル関連技術の開発による新産業の創出

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研究シーズの概要
世界に先駆けて、従来のハイドロゲルをガラス化した後に再水和して得られる安定した状態にあるゲルを「ビトリゲル」と定義して、高密度コラーゲン線維網の新素材「コラーゲンビトリゲル」の作製基盤技術を開発した。

研究シーズの特徴
高密度(約30%)コラーゲン線維網の新素材「コラーゲンビトリゲル」の特徴は、(1) 任意の形状(膜、糸、管など)に加工した後の乾燥体を滅菌処理して常温保存できること、(2) 優れた強度、透明性、高分子透過性および細胞親和性を有すること、(3) 化学物質の動態・毒性の解析に有用なヒト組織モデルを構築する細胞培養担体として利用できること、(4) 欠損組織を修復する生体適合性素材、細胞移植用の担体あるいは薬物送達システム(drug delivery system;DDS)の担体として利用できることなどである。そのため、コラーゲンビトリゲルは培養器材、創薬支援ツールおよび医療機器の開発に極めて有用で、他社のコラーゲン素材(ゾル、スポンジ、低密度ゲル、など)では満足できない用途を達成できる。

想定されるビジネス用途
・培養器材
・創薬支援ツール
・医療機器

発表者2



波平 昌一 氏

バイオメディカル研究部門 研究グループ長

研究室・シーズ等 URL

経歴
カリフォルニア大学ロサンゼルス校博士研究員、奈良先端科学技術大学院大学助教を経て、2014年より現職。分子生物学、神経科学が専門。

特許
出願中

タイトル
SAM代謝制御に基づいた組織老化を予防または治療する組成物の開発と評価技術

研究シーズの概要
少子高齢化が進む日本において、「健康に生活できる期間(健康寿命)を延ばす」ことが最重要課題である。
それを達成することで、例えば、増加の一途を辿る高齢者の医療費の自己負担を減らすことができ、老いへの不安のない、活力、チャレンジ精神、多様性とクリエイティビティに溢れた社会の実現が可能となる。
健康寿命の延伸を達成するためには、加齢に伴う組織の機能低下(組織の老化)の仕組みを理解し、その原因となる物質を制御する必要がある。
私と共同研究者の林(筑波大学)は、ショウジョウバエと哺乳類の組織老化モデルを用いて、メチオニンの代謝産物S-アデノシルメチオニン(SAM)が、組織種を超えた老化促進物質であること、及び、その制御が組織老化を緩和することを見出した。
本技術は、組織老化の指標化からその予防緩和までを一気通貫に可能にする革新的技術となり得る。

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研究シーズの特徴
本技術は、ショウジョウバエを用いた遺伝子レベルでの老化要因探索およびその機能解析の成果を、哺乳動物モデルで検証することによりヒトまで援用可能な技術として確立された。
すなわち、簡便・安価かつ精緻に生体組織の老化を検証することができるモデルと、ヒトでの影響を検証することができるモデルの“ヘテロ”な融合というユニークな研究体制であり、これによりSAMの合成阻害が生殖・脳・皮膚組織の老化を緩和することを世界に先駆けて見出した(Hayashi et al., Sci. Rep., 2022、特願:2021-112261)。
本研究の技術の真骨頂は、この独自技術の相互補完的に利用した、SAM代謝に基づく老化制御技術であり、本技術は組織の老化制御のみならず、老化の早期検出による未病段階での健康促進など、社会における老化関連の諸問題の解決の大きな糸口となる。
さらに、本研究体制は本技術以外の新規抗老化作用物質の探索、およびその作用機序の遺伝子レベルでの解明等に展開可能であり、これまで時間・費用等の問題や科学的検証の欠如により達成困難であった「元気に老いる」社会の実現に貢献することが可能である。

想定される用途
・迅速・高効率な新規抗老化物質スクリーニング系の提供
・新規抗老化機能性物質・サプリメントの同定・開発
・微量SAM定量技術による組織老化の数値化・指標化技術の確立

発表者3


中西 尚志 氏
国際ナノアーキテクトニクス研究拠点フロンティア分子グループ グループリーダー

研究室・シーズ等 URL

特許
あり

経歴
長崎大学大学院博士課程修了後、ヒューストン大学、オックスフォード大学にてJSPS博士研究員を経て、2004年より物質・材料研究機構に勤務。2016年より現職。機能性分子・液体材料、コロイド界面化学が専門。

タイトル
引張、折曲、変形自由な振動発電・センサ素子


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研究シーズの概要
ウェルビーイング社会構築にも関連する遠隔医療用のハプティクス素子や医療用振動センサ(体動、嚥下、心拍)の開発において、形状を問わない構造、且つ人の運動(100 Hz以下の低周波数)領域に追随して効率良く発電、センシングできる素子が切望されています。また、未回収の運動エネルギーなどの利活用によるエコシステム化は、ロボット技術等への応用の可能性を秘めています。我々は、機能性分子液体の創成技術を確立しており、同液体材料内に電荷を貯め込んだ「液体エレクトレット」を世界に先駆けて開発しました。更に、液体エレクトレットの流動性と優れた電荷保持力を活用し、形状を問わない振動発電・センサ素子の開発に成功しました。

研究シーズの特徴
我々が独自開発した機能性液体は、π共役分子(色素分子)に絶縁性且つ柔軟性アルキル側鎖を導入している。そのため、π共役分子部位に導入した静電荷がアルキル鎖で保護され安定化します。このようにして得られる液体エレクトレットは、流動性に富むため、伸縮、折曲などの自由変形性を持つポリマー電極素材との相性が良く、使用する形状、柔らかさを気にせず振動発電素子・センサとしての機能を発現できます。また、作成した伸縮性液体エレクトレット振動発電素子は、100 Hz以下の人の運動領域の振動への追随性も兼ね備えています。

想定される用途
主には、ウェアラブルヘルスケア素子を想定
振動発電:ウェアラブル素子駆動電源、ウェアラブルIoT素子用電源
振動センサ:ウェアラブル体動センサ、嚥下センサ
形状不問液体電子素子:バッテリーレスデータグローブ(ハプティクス素子)

発表者4



皆川 達也 氏
筑波大学
情報学学位プログラム 博士前期課程2年

研究室・シーズ等 なし

特許
出願中

経歴
現在、筑波大学大学院情報学学位プログラムに在学中。起業準備中。コンピュータサイエンスが専門。2022年に総務省異能vation破壊的な挑戦部門に採択されている。

タイトル
あらゆる形状に被覆可能で配線不要な触覚センサ「FabSense」

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研究シーズの概要
様々なもの掴むために、臨機応変に力加減を制御するために触覚のセンシングがロボットには不可欠です。しかし、形が不揃いのものや柔らかいものを扱うためのロボットハンドを設計しても、形状が複雑だと触覚センサを載せることができません。現代の多種多様なものを扱う生産現場の要求に答えるためには、様々な形状のロボットに対応でき、メンテナンスしやすい触覚センサが必要とされてます。そこで、我々は、配線が不要であらゆる形状に被覆可能な触覚センサを開発しました。

研究シーズの特徴
機能性材料を用いた触覚センサです。機能性材料を利用することで、低コスト、高速応答性、高耐久性に優れ、消耗時には簡単に新品と交換可能な任意の形状センサを実現できます。材料の特徴として、型成形にによって任意形状への成形が可能であるため、モノにあわせた最適な把持機構への搭載が可能となります。これにより、ロボットは今まで以上に、多種多様な物体をつかめることが期待できます。また、回路部とセンサ部を完全に独立しているため、高いメンテナンス性が実現され、故障や汚損しても、ユーザーは、センサ部のみを専門知識なく、容易に取り替えることができます。加えて、完全防水・防塵を実現し、過酷な環境のロボットにも触覚センサを搭載すること可能です。

想定される用途
・物体を把持する産業用ロボット
・ゲームやIoTなどでの入力デバイス
・医療・ヘルスケアでの人間計測用デバイス

申込と参加方法

本イベントはCisco Webexを利用して開催します。
PCもしくはスマートフォン等のネットワーク環境をご準備下さい。
モバイルからの視聴の場合、アプリのダウンロードが必要です。

※申込された方に、視聴用URLをお送りいたしております。
イベント開催日時に、視聴URLよりログインいただき、ご視聴ください。

<オンライン受講に当たって>
・当日は開始時間の5分前から接続可能です。
・発表者への質問は、チャット機能等にて、ご質問ください。
※事前お申込みのない方は、ご参加できません。
※ユーザー登録1件につき1名様しか参加できません。
※視聴の際、録画・録音・撮影についてはお断りさせていただきます。

下記のご利用条件・免責事項・その他をお読みいただき、ご了承いただけましたらお申込みにお進みください。

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利用条件・免責事項

〈ご利用条件〉
・本動画配信にかかる映像、画像、資料又は音声をコピー、公衆送信、伝達、譲渡、頒布、貸与等、改変、翻案等すること(ダウンロード可能な資料を除く、静止画によるキャプチャを含みます。)は、お断りさせていただきます(本動画を配信する動画配信プラットフォームにおいて特に認められている場合を除く)。動画配信される映像・画像・資料・音声などにかかる著作権及び著作者人格権は、講演者、公益財団法人大阪産業局(以下「当財団」といいます)等関係者に帰属します。

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〈その他〉
・本動画セミナーへの参加及び〈ご利用条件〉<免責事項>に関する一切の紛争については、大阪地方裁判所を第一審の専属的な合意管轄裁判所とします。

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主催

【主催】公益財団法人 大阪産業局、茨城県

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