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No.38481
対象 | 大学の技術シーズを活用して事業強化を狙う中小企業の経営者・研究部門担当者 大学との産学連携を模索する中小企業の経営者・経営幹部 |
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開催日時 | 2022年10月18日(火) 14:00-17:00 |
開催場所 | クリエイション・コア東大阪 南館3階 クリエイターズプラザ 技術交流室 |
定員 | 30名 満席になり次第、締め切ります |
講師 | 和歌山大学 大学院システム工学研究科 准教授 坂本 隆 氏 奈良工業高等専門学校 情報工学科 准教授 上野 秀剛 氏 近畿大学 総合社会学部 環境・まちづくり系専攻 准教授 北川 博巳 氏 甲南大学 文学部 日本語日本文学科 准教授 友田 義行 氏 |
料金 | 無料 |
お問合せ先 | 公益財団法人大阪産業局 MOBIO事業部 技術支援チーム MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪) 〒577-0011 大阪府東大阪市荒本北1-4-17 クリエイション・コア東大阪 北館1階 【TEL】06-6748-1052 【FAX】06-6745-2362 【E-mail】 mobio_gijyutsu@obda.or.jp 受付時間:月‐金 9:00‐17:30 (祝日除く) |
14:00 開会挨拶
14:05 基調講演
「いのち輝く未来社会のデザインに向けて(「TEAM EXPO 2025」プログラムについて)」
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 参事 鈴木 猛志 氏
14:30 小休憩
14:40 シーズ発表(1)
『1日240時間』―よみがえるEXPO’70の展示映像
甲南大学 文学部/日本語日本文学科 准教授 友田 義行 氏
15:00 シーズ発表(2)
インクルーシブなモビリティ社会に向けて〜大阪・関西万博2025をきっかけに〜
近畿大学 総合社会学部 環境・まちづくり系専攻 准教授 北川 博巳 氏
15:20 シーズ発表(3)
受講者の無作為修正を検出するプログラム自動採点システム
奈良工業高等専門学校 情報工学科 准教授 上野 秀剛 氏
15:40 シーズ発表(4)
核酸構造の色分けイメージングを可能とするカメレオンみたいな蛍光プローブ
和歌山大学 大学院システム工学研究科 准教授 坂本 隆 氏
16:00 名刺交換・ポスター展示、個別相談会
17:00 閉会
<研究シーズの概要>
万博は芸術の祭典でもある。EXPO’70にも岡本太郎ら多くの芸術家が参加した。だが、多くの展示作品は万博終幕後に散逸してしまった。
そんな中、映画『1日240時間』は当時の展示映像として現存する稀少なコンテンツである。
私は作家・安部公房と彼の小説を映画化した勅使河原宏監督の協働について研究してきた。
二人は映画『砂の女』の原作者・監督として知られ今も世界的な知名度を誇る。
本研究は勅使河原が本拠地とした草月会(現(一財)草月会)から協力を得て進められてきたが、その過程でEXPO’70で上映されたきりになっていた映画フィルムを発掘できた。
それが安部公房脚本、勅使河原宏監督の4面スクリーン実験映画『1日240時間』である。
当時は自動車館で上映され自動車の未来を描くSFミュージカル映画として鑑賞された。
2013年に草月会や製作スタッフ、イマジカの協力を得て本作をデジタル復元することができた。
甲南大学では兵庫県庁とも提携して2023年度に甲南映画祭(万博映画特集)を企画しており本作の上映も予定している。
この歴史的な作品を、EXPO2025を機にもっとさまざまな場で「再生」しないか。EXPO’70と2025をつなぎ、世代を超えた対話が広がるはずだ。
<研究シーズの概要>
2025年開催の大阪・関西万博はメインテーマを「いのち輝く未来社会のデザイン」としています。
一人ひとりが互いの多様性を認めあうインクルーシブな社会環境のもと、持続可能な社会づくりに取り組んでいく必要があります。
そのためには科学技術を活用しつつ、実現可能であることが今まで以上に重要になってきます。
健康で文化的な生活を営むにはそこに行くことができるかのアクセシビリティとそこにどのようにしていくかのモビリティが重要となってきます。
アクセシビリティでは交通手段のバリアフリー化が進んできたとともに、モビリティ(移動性)の分野においても高齢者のラストワンマイルの移動手段として自動運転技術の応用やスモールビークルなどの開発がされています。
ここでは高齢者のモビリティと福祉機器(アシスティブ・テクノロジー)、そしてまちづくりの観点から高齢社会におけるモビリティのデザインについて話をしたいと思います。
<研究シーズの特長>
高齢者・障害者の生活を支援するための機器開発は沢山されています。私自身障害者のための機器開発に関わった経験がありますが、ニーズの多様性やコストなど商品化されるまでには至らず、当事者の直接役に立つところまで行っていないのが現状です。また、バリアフリーやモビリティに関する技術開発もかなりのスピードで進んできていますが、社会としての受容や安全性や持久性の検証、および環境整備が整っていないために実験レベルで終わることもしばしばあります。今回は技術のシーズを直接お伝えするよりはむしろニーズの部分、画一的ではない多様さの重要性、そして現在の社会的な動向をお伝えすることで今後の研究シーズにつながるような情報提供をめざしてゆきたいと思います。
<想定される用途>
・アシスティブテクノロジーやジェロンテクノロジーなどの技術開発
・MaaS(サービスとしてのモビリティ)の構築
・多様なWheel(車輪)を用いた新しいモビリティの社会開発
<タイトル>
核酸構造の色分けイメージングを可能とするカメレオンみたいな蛍光プローブ
<発表者>
和歌山大学 大学院システム工学研究科 准教授
坂本 隆 氏
研究室等WEBサイトはこちら
<略歴>
経歴北陸先端科学技術大学院大学助教を経て、2016年10月より現職。
ケミカルバイオロジーが専門。
<特許>
出願中
<研究シーズの概要>
がん原遺伝子の発現制御などに関わるとされる4重鎖(G4)DNAの働きは、未だ謎が多く、特に細胞核内での動的な挙動はほとんど明らかになっていません。
開発した蛍光プローブは2重鎖DNAに結合した場合には600 nmの蛍光を、G4 DNAと結合した場合には700 nmの蛍光を増加させる「2色スイッチオン蛍光応答」を示します。
細胞核内の2重鎖DNAとG4 DNAとを異なる蛍光色で同時に観察できることから、細胞核内のG4 DNAの動的挙動の解明や、G4が関わる疾患の診断などに応用できると期待されます。
<研究シーズの特長>
・4重鎖DNAと2重鎖DNAを異なる色の蛍光で検出できる。
・細胞内の4重鎖DNAと2重鎖DNAを色分けして観察できる。
・特殊な顕微鏡は不要。
・4重鎖核酸の振る舞いを調べる研究用ツールとして使える。
・4重鎖核酸が原因となる種々の疾患の診断に使える可能性あり。
<想定される用途>
・研究用試薬
・検査用試薬