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フォーラム【耕す-プロジェッタツィオーネの実践者に学ぶ】

No.37641

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開催日時 2022年7月19日(火) 18:30-21:00
開催場所 MEBIC(大阪産業創造館17F)
定員 50名
申込締切日 定員に達したため申込受付は終了しました
料金 無料 
※事前予約制です。事前申込みのない当日来場はご参加をお断りさせていただきます。
お問合せ先 クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック
TEL:06-4708-6114(10:00‐18:00 土・日・祝日は休館)
https://www.mebic.com/contact/

耕す-プロジェッタツィオーネの実践者に学ぶ

「プロジェッタツィオーネ」とは、戦後イタリアで近代デザインの基礎を作ったブルーノ・ムナーリ、カスティリオーニ兄弟、エンツォ・マーリらが、まだ「デザイン」と言う英語が人口に膾炙する以前に代わりに使っていたイタリア語で、文字通りの意味は「プロジェクトを考えて実践する」ということですが、そこには現代消費社会のデザインが忘れてしまった、幅広い教養と強い倫理観、そして高度の合理性と自然の精妙さをミックスしたような創造の方法論がありました。そして、その「プロジェッタツィオーネ」を実践する人達は自らのことを「デザイナー」ではなく「プロジェッティスタ」と呼んでいました。

今回は、プロジェッタツィオーネの思想と方法論を現地で習得し、日本にそのままの形でもたらした唯一のデザイナー・城谷耕生氏の幅広い実践を、イタリアと日本で活動する多木陽介氏、坂本大祐氏、原田祐馬氏の3人のプロジェッタツィオーネの実践者と一緒に振り返り、そこに現代日本にとって非常に貴重な要素を読み取るべく学びを得たいと思います。


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多木陽介氏(たき ようすけ)

演出家 / アーティスト / 批評家
1962年生まれ。1988年に渡伊、現在ローマ在住。演劇活動や写真を中心とした展覧会を各地で催す経験を経て、現在は多様な次元の環境(自然環境、社会環境、精神環境)においてエコロジーを進める人々を扱った研究を展開。芸術活動、講演、そして執筆と、多様な方法で、生命をすべての中心においた人間の活動の哲学を探究する。展示会場のデザイン模型の撮影でカスティリオーニスタジオに通い始めたのをきっかけに研究を始め、「プロジェッタツィオーネ」の最も優れた実践者であったカスティリオーニ氏の創造的思考を伝えるため活動中。著書に『アキッレ・カスティリオーニ 自由の探求としてのデザイン』(AXIS)、『(不)可視の監獄 ーサミュエル・ベケットの芸術と歴史』(水声社)などがある。2014年度よりメビックエリアサポーターに就任。

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坂本大祐氏(さかもと だいすけ)

合同会社オフィスキャンプ 代表
1975年、大阪府生まれ。和歌山県でデザイナーとして活動をスタート。身体を壊したのを機に、2006年、両親が移住していた奈良県・東吉野村へと拠点を移す。移住後は県外の仕事を受けながら、今までの働き方や生活を見直し、自分にとって居心地のいい新たなライフスタイルを模索。奈良県庁職員の福野博昭さんとの出会いをきっかけに、奈良県内の仕事が増え、商品やプロジェクトなどの企画立案からディレクションまで手がけるデザイナーとしてさまざまな案件に携わる。2015年3月にオープンした「OFFICE CAMP HIGASHIYOSHINO」設立時にも企画からデザイン、運営までを担当。村と外をつなぐパイプ役として、東吉野村になくてはならない存在になっている。著書に、新山直広との共著『おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる』(学芸出版)がある。

https://officecamp-nara.com/

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原田祐馬氏(はらだ ゆうま)

UMA/design farm代表 / アートディレクター / デザイナー
1979年大阪生まれ。京都精華大学芸術学部デザイン学科建築専攻卒業。UMA/design farm代表。どく社共同代表。名古屋芸術大学特別客員教授、グッドデザイン賞審査委員。大阪を拠点に文化や福祉、地域に関わるプロジェクトを中心に、グラフィック、空間、展覧会や企画開発などを通して、理念を可視化し新しい体験をつくりだすことを目指している。「ともに考え、ともにつくる」を大切に、対話と実験を繰り返すデザインを実践。著書に『One Day Esquisse:考える「視点」がみつかるデザインの教室』(誠文堂新光社)。愛犬の名前はワカメ。

http://umamu.jp/
https://www.instagram.com/umadesignfarm/?hl=ja

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城谷耕生氏とプロジェッタツィオーネ(多木陽介氏)

イタリア・ミラノでの十年にわたる活動を経て、2002年に帰国したデザイナー城谷耕生氏(1968〜2020)は、地元である長崎県雲仙市小浜町に拠点を据え、伝統工芸の職人たちの知的伴走者として彼らの創造力の根本的な強化に尽力する一方、地元小浜町の一角で過疎化しつつあった北刈水地区にエコヴィレッジを構想するなど、いわゆる市場を相手にした「デザイン」の枠とは無縁と言ってもいい、幅の広い活動を展開しました。

市場的な論理よりも、倫理性、社会性を尊重し、現代的に言うと「エコロジカル」とも言える、城谷氏の精妙でホリスティックな創造思考の基礎には、イタリアンデザインの巨匠アキッレ・カスティリオーニやエンツォ・マーリらとの協働経験から彼が直接学んだ方法論「プロジェッタツィオーネ」がありました。

帰国時に現代日本のデザインシーンである大都市を避けて雲仙市小浜町という田舎に拠点を据えた城谷氏は、資本主義の論理から地理的にも精神的にも距離を取ることで、本国イタリアでも消費主義の発展とともにマイナー化した「プロジェッタツィオーネ」を十全に実践す
ることが出来ると直観していました。真に人間的で豊かな創造のあり方を実現出来る環境は、日本においては地方にこそあったのです。

彼のこの直観が正しかったことは、2022年3月26、27日に東京六本木のアクシスギャラリーで開催されたトークイベント「耕す。デザイナー城谷耕生の仕事」でも強烈に証明されました。城谷氏の創造と教育の活動が播いた種が、地元小浜町で今も活躍する直接の教え子たちだけでなく、同イベントに登壇した、城谷氏の影響を受けた九州各地の伝統工芸士や他の各地で活動するデザイナー、建築家たちなど、地方で活躍する人々の間に受け継がれ、生き生きと育っていたのです。そして、そこで共有されていたものは、(当事者にもまだ無意識な人も多いのですが)城谷氏個人の教えに留まらず、まさにイタリアの「プロジェッタツィオーネ」が育んでいた創造の思想そのものでした。

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