【大阪市立大学「オープンラボラトリー」】微生物腐食を知る・診る・測る|イベント・セミナー申込画面|大阪産業創造館

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【大阪市立大学「オープンラボラトリー」】
微生物腐食を知る・診る・測る

No.24668

開催日時 2018年2月2日(金) 13:30-17:10
開催日時補足 2018年2月2日(金) 13:30-17:00(※17:10-18:30 交流懇親会)
開催場所 大阪産業創造館6F 会議室AB
定員 90名
 満席になり次第、締め切ります
料金 無料 
※交流懇親会参加の場合は2,000円必要
お支払方法 当日受付にてお支払い
※ユーザー登録1件につき1名様しか参加できません。お連れ様は別途ユーザー登録と申込が必要です。
お問合せ先 大阪産業創造館イベント・セミナー事務局
〒541-0053 大阪市中央区本町1-4-5
大阪産業創造館13階
TEL:06-6264-9911 FAX:06-6264-9899 E-MAIL:ope@sansokan.jp
受付時間:月‐金 10:00‐17:30 (祝日除く)
交通機関:大阪市営地下鉄「堺筋本町駅」下車
「中央線」1号・2号出口「堺筋線」12号出口 各徒歩約5分

もしくは

大阪市立大学URAセンター
〒558-8585大阪市住吉区杉本3-3-138
TEL: 06-6605-3550 FAX: 06-6605-2058
E-MAIL: sangaku-ocu@ado.osaka-cu.ac.jp
http://www.osaka-cu.ac.jp/ja/research
主催:大阪市立大学大学院工学研究科/大阪市立大学URAセンター/大阪産業創造館(公益財団法人大阪市都市型産業振興センター)

オープンラボラトリーとは?

産学官連携を目指す“出前”研究室
大阪市立大学大学院工学研究科は、産業界、社会との活発な交流を通して、大学における基礎研究のさらなる発展を期するとともに、有機的な「産」・「学」・「官」のパートナーシップを築き、萌芽的、挑戦的な応用研究の開拓によって、大阪市を中心とする地域に密着した新しい産業の創生と育成、都市大阪の再生に積極的な役割を果たすことをめざして、「都市・環境」、「新エネルギー」、「ナノ領域マテリアル・バイオ」、「IT活用」などの重点研究部門についての最新の研究成果、これまで培ってきた基礎研究の成果を、“出前”研究室という形で広く社会に発信します。

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今回のテーマ

メインテーマ: 「インフラ構造物を守るための診る・治す技術」」
大阪のインフラ構造物の多くは高度経済成長期につくられており、今後老朽化の進行が懸念されます。インフラ構造物の安全性を確保するためには、老朽化の実態把握や劣化原因の究明と、それらの情報にもとづいた定期的な点検・保守が欠かせません。第73〜74回では、工学研究科で立ち上がったプロジェクト研究の中から、インフラ構造物の長寿命化にむけた技術的課題に取り組んでいるものについて、最新の研究成果を紹介します。

第73回テーマ:「微生物腐食を知る・診る・測る」
第73回オープン・ラボラトリーでは、インフラ構造物の劣化原因として古くから知られているものの、その劣化機構や防食技術が未だに確立していない微生物腐食現象について、材料化学・分析化学・微生物学という異分野複合研究の最新の研究成果を出前します。

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プログラム

■13:30-13:35
開会挨拶・本日のテーマについて
産学官連携推進委員会委員長 大島昭彦



■13:35-14:15
「バイオフィルムによる金属材料の腐食」
機械物理系専攻 准教授 川上洋司

微生物が生息する環境に金属材料が晒されると、その表面には微生物皮膜(バイオフィルム)が形成されます。バイオフィルムによる金属材料の腐食、すなわち、微生物腐食はいたる所で生じる可能生があるにもかかわらず、研究者の間でもあまり知られてはいません。本講演では微生物腐食に対するプロジェクト研究の取組みについて、その概観を紹介いたします。

■14:15-14:20 質疑・討論  大島昭彦

■14:20-14:55
「遺伝子解析による腐食関連微生物の同定」
化学生物系専攻 講師 中西 猛

これまで、腐食環境に生息する微生物を単離、同定し、それら個々の性質を調べることによって、微生物腐食に関する研究が進められてきました。しかし、腐食現象には、多種多様な微生物が関与し、それらは相互に作用し合って生態系を形成しているため、微生物腐食を詳細に理解するには、腐食に関連する微生物の全体像を捉えることが重要です。本講演では、腐食環境に生息する微生物の遺伝子情報に基づく同定法について紹介します。


■14:55-15:00 質疑・討論  大島昭彦


■15:00-15:15 休憩(15分間)

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■15:15-15:55
「蛍光X線イメージング法による腐食挙動の可視化」
化学生物系専攻 教授 辻 幸一

水溶液中で生じる様々な化学反応を理解するにあたり、水溶液中での元素分布を知ることは重要な情報となりえます。研究室で開発した共焦点微小部蛍光X線分析法を用いると、非接触に水溶液中の元素分布を可視化することができます。本講演では、蛍光X線による元素イメージングの概要や装置の構成例を説明し、いくつかの測定例を紹介します。


■15:55-16:00 質疑・討論  大島昭彦


■16:00-16:40
「腐食モニタリングのための電気化学センサの開発」
化学生物系専攻 准教授 有吉欽吾

微生物腐食では金属材料表面に形成されたバイオフィルム中で腐食が起こるため、目視で腐食状況を確認することが困難です。本講演では、金属材料表面で局所的に起こる微生物腐食を非破壊・非接触で診るための微小な電極を用いた電気化学センサの開発について紹介します。


■16:40-16:45 質疑・総合討論  大島昭彦


■16:45-16:55 産学官連携推進本部の活動紹介
URAセンター リエゾン部門 URA 坂善光



■16:55-17:00 総括・次回テーマについて・閉会挨拶
産学官連携推進委員会委員長 大島昭彦



■17:10-18:30 交流懇親会

最近のオープンラボラトリーの発表テーマ(開催済)

大阪市立大学大学院工学研究科「オープン・ラボラトリー」の過去の開催内容などの詳細は こちら をご覧ください。

(11)『明日を拓くロボットテクノロジー』
第25回:未踏工学分野-ミクロ・ロボティクス
第26回:ロボット用視覚システムの開発と3次元ディスプレイの実現
第27回:安全なロボットを実現する材料

(12)『より良い生活を支えるマテリアルの開拓』
第28回:環境に優しいマテリアル創製テクノロジー
第29回:エネルギーとバイオにおける次世代機能性材料
第30回:マテリアルの物性と計測の最前線

(13)『ナノ構造金属材料研究の最新報告』
第31回:ナノ構造金属材料研究の最新報告

(14)『都市環境新生に関するコア技術』
第32回:環境との調和のとれた都市内橋梁を目指して
第33回:都市環境のシミュレーションと計画

(15)『都市のライフライン(老朽下水道管路)の更生』
第34回:都市のライフライン(老朽下水道管路)の更生

(16)『医療と製薬への工学的アプローチ』
第35回:医薬を進歩させるバイオ工学
第36回:医療と製薬への工学的アプローチ

(17)『エネルギー貯蔵・変換技術の研究最前線』
-脱化石燃料社会を目指して-

第37回:インサーション材料からなる12V“非鉛系”蓄電池
第38回:燃料電池の開発および各種燃料電池を用いたマイクロ・コージェネレーションシステム

(18)『材料の"知的機能"とその応用』
第39回:環境浄化と材料
第40回:複合材料
第41回:欠陥を見つける・調べる・利用する

(19)『画像処理と表示』
第42回:画像認識と処理技術
第43回:3次元画像表示技術

(20)『大阪市立大学 複合先端研究』
第44回:大阪平野の地盤・地下水環境
第45回:地下水の浄化と有効利用
第46回:空から降ってくる光と熱を大都市・大阪にどう活かす?
第47回:海と陸から見る臨海都市・大阪の生態系評価と環境対策
第48回:Solar to Fuels(太陽光からの燃料生成)拠点形成

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(21)『工学研究科 プロジェクト研究』
第49回:オキサイド・マテリアルの新展開
第50回:ヒューマンインターフェースとロボティクスによる人間機能の拡張
第51回:バイオインターフェース先端マテリアル
第52回:都市における未利用エネルギーの活用技術
第53回:水辺の環境再生と資源の有効活用のための物質の回収・追跡技術
第54回:インフラ構造物の健全度診断・長寿命化技術
第55回:自然水系の活用
第56回:人工水系の活用
第57回:複雑材料の計測と加工
第58回:スマートプロセス技術が拓く材料イノベーション
第59回:複雑熱流体を操る技術
第60回:都市問題とスマートエネルギー
第61回:医薬をめざすバイオ技術の進歩
第62回:材料化学の最先端
第63回:省エネルギーと快適性
第64回:あらためて建築物の安全性を考える
第65回:エネルギー創出への総合的な取り組み
第66回:大気圧プラズマを用いたプロティン・セルテクノロジの新展開
第67回:表面ナノ制御・接合技術が拓く材料・プロセスイノベーション
第68回:ロボットテクノロジーを応用した安全・安心な街づくりおよび移動支援システム

(22)『いのちを守る都市づくり』
第69回:都市防災教育 -地域に根ざした災害リスク学習の取り組みとICTの利活用-
第70回:災害時のいのちを守る術
第71回:大阪の防災・減災に向けた取り組み<1>
第72回:大阪の防災・減災に向けた取り組み<2>

次回テーマ

第73-74回「オープン・ラボラトリー」メインテーマ
『インフラ構造物を守るための診る・治す技術』


第74回テーマ:「身近なインフラ。どう診る、どう直す。」
2018年4月20日(金) 13:30-17:00
大阪産業創造館6F 会議室AB 定員 90名

インフラ構造物の老朽化は世界共通の問題であり、規定の定期点検を実施しているにも関わらず、照明灯の倒壊や舗装の陥没、橋梁でのモルタルの剥落といった報告が大阪においても年々増えつつあります。我々の身の回りにたくさんあるインフラ構造物の健全性をひとつひとつ効率的に診断し、かつ、その結果に基づき適切に補修・補強する新技術が今まさに求められています。第74回では、工学研究科のプロジェクト研究としてインフラ構造物の長寿命化に向けた取り組みを進めているものの中から、短時間で損傷の有無を判断する簡易診断手法、損傷の位置と大きさを推定する精密診断手法、様々な材料を活用した補修・補強手法の3つを組み合わせたトータル技術を提案するグループの研究成果について紹介します。

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お客様の情報について

お申込みいただくお客様の情報は、共催の大阪市立大学と共有させていただきますので、ご了承の上、お申込みください。

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注意事項

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    お連れ様がいらっしゃる場合は別途ユーザー登録の上、お申込をお願いいたします。下記アンケート回答欄に、お連れ様の出席希望をお書きになれらましても、申込受付はいたしかねます。ご了承ください。
    ●報道関係者などの事前承認を受けた方を除き、当館が主催するセミナー・イベントの無断録音・撮影は禁止されています。
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