【トークライブ！】
100年続く企業へ！ジャパネットたかた創業者・高田明が貫いた「今を生きる」経営

経営者人生で大切にしてきた「不易流行」の考えと行動とは？

2015年1月16日、ジャパネットたかたの創立記念日のこの日、創業者・髙田明氏は社長を退任されました。
家業から分離独立したカメラ店からスタートし、日本の家電販売・通信販売の常識を覆すチャレンジを重ね、年商1500億円を超える企業に育ててきた経営者の66歳での完全引退に、驚かれた経営者の方は多かったのではないでしょうか？

約30年に亘る在任中には、社員・会社の成長や多くのお客様・取引先の信頼に喜びを感じられながらも、新たなチャレンジへの周囲の反対や会社の土台を揺るがすようなトラブルに見舞われ苦悩されたこともあったそうです。

数々の課題を成長の糧にし、一大企業に育て上げた根本にあるもの。

「今を生きる楽しさ」を！
ジャパネットグループの企業理念であるこの言葉を、自ら体現し、かつ伝え続けてこられたことにあると感じています。

2016年1月にはMCとしての出演も卒業され、全てを次世代に譲り渡されました。
現在は、「今を生きる・夢を持ち続ける・想いを伝える」ことの大切さを広げる活動を続け、体現し続けておられます。

髙田氏の経験に裏づけされたメッセージを、経営と事業継承のヒントにしていただければ幸いです。

髙田 明 氏
(たかた あきら)
株式会社A and Live 代表取締役
株式会社ジャパネットたかた 創業者

1948年長崎県生まれ。大阪経済大学卒業後、機械製造メーカー「株式会社阪村機械製作所」へ入社し、通訳として海外駐在を経験。
1974年に父親が経営するカメラ店へ入社。
1986年に「株式会社たかた」として分離独立。（99年に「株式会社ジャパネットたかた」に社名変更）
1990年にラジオショッピングを行ったのを機に全国へ販売ネットワークを広げ、その後、テレビやチラシ・カタログなどの紙媒体、インターネットや携帯サイトなどでの通販事業を展開。
2012年には、新たな拠点として東京にオフィスとテレビスタジオを開設する。
2015年1月に「株式会社ジャパネットたかた」の代表を退任し、同時に「株式会社A and Live」を設立。同社の社名の由来は『今を生き生きと生きる世の中にしたい』という想いから。

著書：『伝えることから始めよう』（東洋経済新報社／2017年）