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とりどりの商品が棚を埋め尽くし、ハーブやフルーツの甘い香りが漂う店内…。そこは、バルト三国ラトビアで生まれた自然派石鹸などを扱うステンダースのアジア一号店だ。オーナーの谷本氏は、海外勤務で築いた人脈を活かして2007年、大阪の地で同店をオープンした。「これまで1社で就業経験を積んできましたが、オーナーという立場でスタッフに働いてもらうのは初めてでした」と語る同氏。どうすればスタッフがいきいきと働いてくれるのかがわからず悩んでいた時、大阪産業創造館の「アルバイト・スタッフ採用&育成セミナー」を知った。「セミナーを受けてわかったのは、自身のマネジメントにも問題があったということ。意識が高いスタッフもいたはずなのに、その意欲を引き出し切れていなかった」と振り返る。セミナー受講後にまず取りかかったのが作業チェックシートだ。〝店の前を掃除する〟〝「OPEN」の札をかける〟〝補充リストをチェックする〟など1日の作業手順を細かく定め、終わった作業にチェックを入れるようにアルバイト・スタッフの戦力化でお悩みの経営者のみなさん!戦力化に大切な面接・採用・育成の「コツ」を学んでみませんか?経営者のための採る・育てる技術?アルバイト・スタッフの上手な育て方?アルバイト・スタッフを効果的・効率的に戦力として育てたい経営者対象。求人から採用、入社後の育成・モチベーションアップまでの各ステップですぐに取り組める方法をわかりやすく解説する。申込締切2月20日(水)開催日時2月27日?4月10日※全て水曜日・14:00?16:00イベントNo.14753アルバイト・スタッフ採用&育成セミナー休業日が少なく、営業時間の長いBtoCの店舗にとって、なくてはならない“戦力となる”アルバイト・スタッフ。彼らを、時間とコストをかけずに採用し育てていくために、経営者として持っておくべき考え方や、すぐに実践できる育成方法について解説する。日時2月6日(水)14:00?16:30セミナーイベントNo.14568大阪発!!中小企業のためのリージョナルビジネスマガジン毎号冊子を入手できないという方に!!大都山田社長のこぼれ話はバックナンバーも揃っています。Webでのみ公開!?作業チェックシートの裏面は報告書に。顧客の性別・年代・来店のきっかけなど、報告事項を詳細に指示。▲「チェックシートも報告書も、すべてはお客様のため。スタッフ間で共有すれば、お客様に関する情報の引き継ぎもスムーズになりますから」と語るスタッフの巽さん(右)。した。スタッフによって作業のこなし方に差があるが、手順をまとめたことで指導の手間が減り、接客にあてる時間が増えたという。スタッフの不満を取り除くための配慮も欠かさない。なかでも興味深いのは、タイムカードの打刻時間まで分単位で指示がなされていること。例えば閉店後の打刻時間は〝20時16分〟。その理由は、16分に打刻しないと20時以降の15分間が時給に含まれないから。「小さな不満が積み重なると、働くのが嫌になるもの。私自身もそうだったからこそ、不満の芽をできる限りなくしたいと思って」。採用基準の見直しも行った。まず50項目以上にのぼる質問票を応募者に事前に書いてもらい、仕事に対する価値観の合う人に絞って面接を行うことに。こうして採用基準を厳しくしたのは、「理解し合える人なのかを採用段階で見極めるため」。応募数は激減したが、求める人の採用につながったという。またスタッフ全員で「ステンダース・ガール」というステキな女性の理想像も描いた。目標とする人物像を共有することで、スタッフ同士が切磋琢磨しながら、楽しく働ける環境をつくるためだ。こうした一連の改革で店舗の雰囲気が以前にも増して明るくなり、スタッフの楽しい雰囲気が顧客に伝わって喜びのコメントが寄せられるようになったという。「今後は商品企画などのクリエイティブワークもスタッフに任せ、私は外に出て店舗の宣伝や新しい販路の開拓などに専念できるようにしたいですね」。色ゼミステンダース・ジャパン代表谷本瑞絵氏http://www.stenders.jp/会社DATA設立/2007年従業員数/4名事業概要/ラトビアで生まれたトイレタリーブランド「ステンダース」のアジア一号店。保湿に優れ、アロマの香りが楽しめる石鹸や入浴剤、スキンケア商品などを扱う。Bplatzpress201301vol.144発行所/〒541-0053大阪市中央区本町1-4-5公益財団法人大阪市都市型産業振興センター(大阪産業創造館)TEL06-6264-9800編集協力/デイジーヒル株式会社