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従業員の残業が多いのですが、どのように対処すればよいでしょうか。
残業が多い原因を分析して、原因別に対処します。
残業が常態化すると、人の集中力が落ちて、モチベーショーンや仕事の効率が低下してしまいます。仕事の効率を落とさずに健康的に業務を進めるには、ワークライフバランスを検討する必要があります。
残業が多い原因は何かを分析し、解決策を検討し実行していきます。残業は1人に集中しているでしょうか、それとも会社全体で残業が多いでしょうか。1人の担当者に残業が多いのであれば、その担当者に与えられているネックとなる業務を見定めます。他の担当者がそのネックとなる業務を分担できるようであれば分担し、できないのであればネック以外の業務を分担します。
会社全体で残業が多い場合には、一時的な残業か、慢性的な残業なのかを分析します。一時的な残業であれば、1年単位でみて閑散期に対応できる業務がないか検討して、閑散期にあらかじめ対応します。
慢性的な残業が続くようであれば、モノが不足しているのか、人が不足しているかなど会社が保有している資源の何が不足しているのかを検討します。機械設備の台数や能力不足(老朽化など)であれば、機械設備やIT設備を新たに導入することを検討します。ただし、設備購入の前に採算がとれるのか検討することが必要です。人が不足しているようであれば、本格的に採用活動することが必要になります。慢性的な残業が続く場合は、売上が増えていることでもあるため、機械設備や人を増やして次のステージへ上がるチャンスだと捉えましょう。
このように残業が多い原因を分析して、それぞれの原因別に適切に残業を削減できるよう対処します。