従業員の残業が多い場合の対処法を教えて下さいの相談詳細(回答) « よくある経営・法律相談 « 経営に役立つ情報 « サンソウカン経営相談室

大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

従業員の残業が多い場合の対処法を教えて下さい

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 従業員の残業が多い場合の対処法を教えて下さい

    従業員の残業が多いのですが、どのように対処すればよいでしょうか。

    残業が多い原因を分析して、原因別に対処します。


     残業が常態化すると、人の集中力が落ちて、モチベーショーンや仕事の効率が低下してしまいます。仕事の効率を落とさずに健康的に業務を進めるには、ワークライフバランスを検討する必要があります。
     残業が多い原因は何かを分析し、解決策を検討し実行していきます。残業は1人に集中しているでしょうか、それとも会社全体で残業が多いでしょうか。1人の担当者に残業が多いのであれば、その担当者に与えられているネックとなる業務を見定めます。他の担当者がそのネックとなる業務を分担できるようであれば分担し、できないのであればネック以外の業務を分担します。
     会社全体で残業が多い場合には、一時的な残業か、慢性的な残業なのかを分析します。一時的な残業であれば、1年単位でみて閑散期に対応できる業務がないか検討して、閑散期にあらかじめ対応します。
     慢性的な残業が続くようであれば、モノが不足しているのか、人が不足しているかなど会社が保有している資源の何が不足しているのかを検討します。機械設備の台数や能力不足(老朽化など)であれば、機械設備やIT設備を新たに導入することを検討します。ただし、設備購入の前に採算がとれるのか検討することが必要です。人が不足しているようであれば、本格的に採用活動することが必要になります。慢性的な残業が続く場合は、売上が増えていることでもあるため、機械設備や人を増やして次のステージへ上がるチャンスだと捉えましょう。
     このように残業が多い原因を分析して、それぞれの原因別に適切に残業を削減できるよう対処します。

回答した専門家
生産管理

窪津 正充

企業様のお困りごとついて、お気軽にご相談して下さい。

企業の問題について、一人で悩んでいても限度があります。外部の人の意見を聞くと客観視できて、思いのほか早期に解決できることがあります。コンサルティングにあたっては、現状にしっかり把握した上で実践的な支援をしたいと思っております。現場・現物・原則の三現主義に基づいて、その場その場に応じてともに考えていきますのでお気軽にご相談下さい。

ライセンス

中小企業診断士
HACCPコーディネーター、HACCPリードイ...

重点取扱分野

■生産管理、現場改善
・5Sによって現場を見える化し、...

カテゴリーで相談を探す

ページトップへ戻る