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大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

社員が新規事業に協力的でありません。上手く巻き込んでいくには?

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  • 社員が新規事業に協力的でありません。上手く巻き込んでいくには?

    既存事業の成長が見込めない中、新規事業を育てたいのですが、既存社員が協力的でなく新規事業に携わる社員と溝があります。
    どうすれば、理解と協力が得られるでしょうか?

    社員のホンネをオープンにし、誰もが新規事業に参加できる場を設けましょう。
    組織や評価を柔軟に変え、会社をあげて取り組む雰囲気を作りましょう


     新規事業は成功の道筋が見えておらず、安定的な既存事業の社員は変化やチャレンジを嫌い現状を維持したいと思う人も多いでしょう。
    特に中小企業では、新規事業は社長がトップダウンで始める場合が多いため「社長の思いつき」に「自分たちの稼ぎが失われる」と警戒されがちです。
     しかし、実は「新規事業」に興味がある人や、新規事業に対する指摘には成功のヒントになる意見が隠れている場合もあります。
    また、新規事業であっても、今ある事業と上手く結びつき、既存事業の協力を得ることでより成功に近づける事が可能です。
     新規事業を既存社員から切り離したり、社員の意見にフタをしてしまうよりも、あえて社員のホンネを出させて「対立」をオープンにしましょう。
    まずは、事業の意義や内容、事業計画を社員にプレゼンテーションし、社員全員に事業について議論してもらい、マイナスな意見が何からきているのか(会社に対する不満、理解不足など)を見極め解きほぐしていきます。
     その上で、既存事業の社員であっても横断的に新規事業のプロジェクトに参加する機会を与え、協力や貢献に対してはしっかりと評価の対象とします。
     また、組織を大きくかえて、新規事業にエースの社員を投入することで成功に向けての決意を示すことになります。新規事業の成否が既存事業にも影響を及ぼしてこそ一体感が強まります。
     最後に、「どうなったら成功」「どうなったら撤退か」という事も予め考えて、伝えることが大切です。

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