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大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

採用した外国人に日本人の仕事感覚を理解してもらうには?

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  • 採用した外国人に日本人の仕事感覚を理解してもらうには?

    リサイクルショップを数店舗まで拡大しましたが、社員・アルバイトともに良い人材が確保できません。コンビニなど数多くの外国人が働いていますが、自分のお店で採用しても中々仕事が出来ず他のスタッフと文化の違いや仕事感覚の違いでトラブルになります。

    大丈夫です。多民族国家で働いている人たちのお店のルールを真似する事です。



    この頃どこのお店も人手不足で人が集まりません。折角採用しても3カ月以内に辞める比率が高くなっています。これは受入体制の問題と考えて下さい。採用した人が自分でも仕事が出来る実感や上司に認めてもらえていると感じさせる事で職場に居場所が出来るのです。特に外国の人は宗教・文化・仕事の感覚は確実に違います。また日本人以上に不安を感じていると思います。

    回答欄に多民族国家で働いている人たちのお店のルールを真似する事と書きましたが、イメージしやすい様に書きましょう。
    アメリカで実際に行っていた新人のオリエンテーションで言っていた言葉です。
    私たちは「異なる地域の出身です」「年齢性別は違うが皆前向きです」「異なる言葉を話すかもしれません」「異なる経験と価値観を持っています」「異なる様々な才能があるはずです」。
    そのうえで、日本人の仕事感覚を養ってもらう為に採用された方に守って欲しい事を伝える必要があります。「時間を守りましょう」「礼儀正しくしましょう」「敬意を持ちましょう」「積極的に学びましょう」
    一方で自社が外国人にする事として「仕事のスキルをトレーニングします」「問題が起きたら助けます」「敬意を払って接します」「働き易い環境を目指します」と伝え、公平である事を宣言します。
    後にキャリアプラン(職位)に沿って待遇、給料、仕事の役割などを説明して、仕事のプロシージャ―(手順表)を活用して仕事・作業のトレーニングを開始します。

    それでは時系列にやるべき事を書きます。
    トレーニング担当者を決めて、
    ① 初日に公平である事、キャリアプランを見せて誰でも昇給昇進が出来る事を伝える
    ② 特に初日は仕事を説明してお手本を見せて、やって貰い取りあえず褒めてから次に
    ③ 2週間後 面談を実施して不安内容を聴き消化させ目標設定する
    ※①②は初日のオリエンテーション ③はオリエンテーションから1〜2週間で実施する
    フォローアップオリエンテーションです。

    トレーニング担当者は仕事の準備+説明+実行(お手本を見せてからやらせる)+評価(必ず褒めてから改善点をトレーニングする)のステップを踏み、ゲーム無感覚でステージ・ボーナスポイント・オペレーションスキル・モチベーションを意識させて下記の評価基準を説明しましょう。
    ① オペレーションスキルで職位を与える 昇進+時給 (随時)公平感
    ② 基礎人間力など貢献度・協調性・遅刻などの人物評価(3〜6ヵ月単位)昇給・公平感
    ③ テクニックは職位を決め昇進する為に必要な仕事をマスターさせる事です。

    オペレーション上のトラブルを回避する為に下記①②を実行してください。
    ① キャリアに細かな職位を付ける(誰がBOSSか明確にする 上下関係の明確化 公平感)
    ② 職位に沿ったプロシージャ―に書面にやるべき事を明記する(項目が無ければしない)

回答した専門家
店づくり・店舗運営

堀越 昭夫

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