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スマートフォンやタブレットをビジネスに活用するメリットは?

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  • スマートフォンやタブレットをビジネスに活用するメリットは?

    最近、スマートフォンやタブレットを業務に利用している会社が増えていると聞きます。どのような活用法があるのか具体的に教えてください。

    ビジネスの現場ですぐに「記録する」、「見る」、「見せる」場合に力を発揮します。


    スマートフォン・タブレット(以下、スマホ等)には、①持ち運びしやすい、②タッチ操作で簡単に使える、③アプリで機能のカスタマイズが可能という特徴があります。この特徴から、ビジネスの現場ですぐに「記録する」、「見る」、「見せる」場合に力を発揮します。
    ①現場で「記録する」
    これは、野外で作業記録を取ることが必要な事業者に有効です。例えば農家の場合、技術力向上やトレーサビリティの要望に対応するため、種まき、肥料の散布などの作業を、いつどれだけ実施したかの記録が必要です。しかし、野外で作業するため、一つひとつメモを取るのは大変です。また、紙の情報は後で検索するのが困難です。ところが、栽培記録アプリを使うと簡単にこれらの情報を記録でき、後で検索することも容易になります。
    ②現場で「見る」
    これは、野外で図面や資料を見て作業する事業者に有効です。例えば建築業者の場合、工事用の図面が1つの現場で数百枚にもなる場合があります。複数の現場を管理する人が図面をすべて持ち歩いて複数の現場を回ることは不可能です。しかし、これらの図面や資料をPDF化すると、スマホ等にすべて入れて持ち歩けるようになります。また、大判の紙図面は細かい部分の文字や線が見にくい場合もありますが、スマホ等なら拡大・縮小が簡単にできるので、読み取りミスも低減できます。
    ③現場で「見せる」
    これは、顧客の面前で商品カタログなどを見せて営業活動をする事業者に有効です。幅広い商材で事業を展開している場合、商品カタログも膨大なページ数になることがあります。これに商品サンプルを常時数十個持ち運んで、お客さまにお見せしながらの営業スタイルでは営業担当者の負荷は相当なものです。スマホ等の商品カタログアプリにこれらの商品を登録すれば、営業担当者の労力は大いに軽減し、1日の訪問件数も増加します。また、紙のカタログに比べて商品検索の利便性も向上し、お客さま満足度・売上の向上にもつながります。

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