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大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

起業する際に気をつけてほしい3つの注意点

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  • 起業する際に気をつけてほしい3つの注意点

    新規に起業をしたいと考えていますが、どういった点に注意すればよいのかわかりません。経営面での主な注意点を教えてください。

    お金の収支、顧客、経営の判断軸の3点に注意しましょう。


    起業直後は廃業のリスクが高くなりがちです。少なくとも、以下の3点に注意しましょう。

    (1)経営者の視点でお金の収支をマネジメント
    起業すると自身は経営者となり、事業をマネジメントしなければなりません。従業員の立場であれば、担当の仕事をこなすことがその役割ですが、経営者としての役割はそれとは異なってきます。その役割の一つが、実際に従業員や自分自身が担当の仕事、実務をこなしていった時に利益が出るように、事業の枠組みを設定することです。そのためには、売上の見込みや費用の見込みなどを定量的に出してみて、お金の収支として成り立つように考えておくことが必要となります。

    (2)顧客にどのように知ってもらい、選んでもらうか
    売上をあげようと思えば、顧客に自社の商品やサービスを購入してもらわねばなりません。そのためには、まずは自社の商品・サービスの存在を知ってもらう必要があります。さらに、近年は競合との競争を意識しなければならないことがほとんどですので、知ってもらった上で、競合ではなく自社を選んでもらう必要もあります。少なくとも自分自身が「なぜ顧客は、自社の商品・サービスの存在を知ることができるのか?」「なぜ顧客は、競合ではなく自社を選ぶのか?」という問いに対して明確に答えられるように、事業を準備しましょう。

    (3)事業への思いを自分自身で認識し、判断軸をもつ
    厳しい市場環境の中で生き残っていくには、自社の方針をしっかりと持ち、社内外に認識していただくことが大切です。事業への思いをまず自分自身で認識し、できれば経営理念という形に整理してみましょう。そして、それを元に事業の方針を設定するのです。経営者は様々な場面で判断を求められます。その時に判断軸となる方針があれば、やっていることがバラバラで効果的な事業活動にならなかったり、顧客に自社の特徴を認識してもらえなかったりすることが避けやすくなります。

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