小型で耐久性も高く省エネになるLED照明器具の開発に重点を置く

新規商品の開発には、光学レンズの研究と装着試験を徹底して行う。コンパクトなLED照明器具。外装デザインと統一感を持たせながら光源を確保できる。
創業から70余年、照明器具の専業メーカーとして独自技術に基づいた製品を提供している森川製作所。同社の製品はスタイリッシュなデザイン、壁と一体化になるコンパクトフォルムなどが支持され、美術館やホテル、店舗など、主に商業用として採用されている。製品はすべて、建築家やデザイナーとの打ち合わせに基づきニーズに合わせて製作するオリジナル。金型を使用するダイキャスト成形ではなく、1点ずつ削り出して作る。「切削することで放熱性がアップし、明るさを増すので、生産効率という面ではマイナスですが、あえてこだわる部分です」と森川氏は話す。
現在、同社が意欲的に取り組んでいることが2つある。1つが、照明器具の小型化と軽量化。もう1つは放熱性の向上。削り出しはもちろん、素材もアルミ合金にこだわらず、熱効率が上がるものを検討中だ。この2つの可能性を高めるのが、同社の主力製品となっているLED照明器具。2002年には他社に先駆けて「G3-W(白色系)」を製品化した。これはコンパクトでありながら、3つの高輝度なLED素子を使用し、器具内部の光学レンズにより、効率良く光源を活用できる、というもの。「大規模マンションの共用部分、たとえば通路などの蛍光灯をすべてLEDに付け替える案件も増えています。従来よりも電気代が安くなるというメリットも明確で、ニーズの広がりを実感しています」と同氏。今後もLED技術を応用した製品ラインナップを増やす予定だ。「省エネや環境にも配慮した商品を提供していきたい」。
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