【大阪市立大学「オープンラボラトリー」】材料化学の最先端|イベント・セミナー申込画面|大阪産業創造館

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【大阪市立大学「オープンラボラトリー」】
材料化学の最先端

No.18769

開催日時 2015年4月10日(金) 13:30-17:00
開催日時補足 2015年4月10日(金)13:30〜17:00(※17:00〜18:30 交流会)
開催場所 大阪産業創造館6階 会議室AB
定員 90名
 満席になり次第、締め切ります
料金 無料 
※交流懇親会参加の場合は2,000円必要
お支払方法 当日受付にてお支払い
お問合せ先 大阪産業創造館イベント・セミナー事務局
〒541-0053 大阪市中央区本町1-4-5 大阪産業創造館13階
TEL: 06-6264-9911 FAX: 06-6264-9899 E-MAIL: ope@sansokan.jp
受付時間:月〜金 10:00〜18:00 (祝日除く)

もしくは

大阪市立大学新産業創生研究センター
〒558-8585大阪市住吉区杉本3-3-138(インキュベータ内)
TEL: 06-6605-3468 FAX: 06-6605-3552
E-MAIL: sangaku-ocu@ado.osaka-cu.ac.jp
http://www.osaka-cu.ac.jp/cooperation/rcii/
主催:大阪市立大学大学院工学研究科/大阪市立大学新産業創生研究センター/(公財)大阪市都市型産業振興センター(大阪産業創造館)

オープンラボラトリーとは?

産学官連携を目指す“出前”研究室
大阪市立大学大学院工学研究科は、産業界、社会との活発な交流を通して、大学における基礎研究のさらなる発展を期するとともに、有機的な「産」・「学」・「官」のパートナーシップを築き、萌芽的、挑戦的な応用研究の開拓によって、大阪市を中心とする地域に密着した新しい産業の創生と育成、都市大阪の再生に積極的な役割を果たすことをめざして、「都市・環境」、「新エネルギー」、「ナノ領域マテリアル・バイオ」、「IT活用」などの重点研究部門についての最新の研究成果、これまで培ってきた基礎研究の成果を、“出前”研究室という形で広く社会に発信します。

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今回のテーマ

メインテーマ 「バイオ工学と材料化学の最先端」
第61〜62回では、医薬品の新規創製や生産に関わる先端バイオ工学技術を紹介し、さらに光などの外部刺激に反応する有機機能性材料や新規な機能性を有する各種高分子材料について、化学生物系専攻の教員が最新の研究成果を出前します。

第62回テーマ:「材料化学の最先端」
第62回は「材料化学の最先端」と題し、最新の有機材料について紹介します。光などの外部刺激に反応する有機機能性材料、使用後に外部刺激を与えることにより簡単に剥がせる易解体性接着材料、永久ヒューズに使用可能な導電フィラー分散高分子材料、エネルギーハーベスト技術に寄与するフッ素系高分子の結晶構造制御に関して4題の講演を化学生物系専攻の老若男女の教員がわかりやすく講演します。

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発表内容

◆13:30〜13:35
 開会挨拶
 産学官連携推進委員会委員長  大島昭彦


◆13:35〜14:15
『フィラー分散高分子の温度に対する導電性』
化学生物系専攻 教授 堀邊英夫

高分子に導電フィラーを充填した材料は、温度上昇とともに電気抵抗が急激に増大します。回路に過電流が流れた場合、ジュール熱により材料の温度が上昇し抵抗が上昇し回路に電流が流れなくなります。異常状態が解消すれば温度が低下し抵抗が低下し、再度回路に電気が流れるシステムです。従って、通常のヒューズと異なり交換が不要なため永久ヒューズとなります。フィラー分散高分子について、特に材料の観点からご紹介します。

◆14:15〜14:20 質疑・討論  大島昭彦

◆14:20〜15:00
『強誘電性フッ素系高分子の結晶構造制御』
化学生物系専攻 特任助教 西山聖

フッ素系高分子であるポリフッ化ビニリデン(PVDF)は、高耐薬品性、高耐熱性に加え強誘電性を示します。強誘電体は、圧電素子や不揮発性メモリへの応用が可能です。PVDFの優れた誘電特性の発現には、高分子鎖中のフッ素と水素がそれぞれ同一方向に並んだオールトランス型の結晶形成が重要であり、本発表では溶媒キャスト法などにおけるPVDFの結晶構造制御についてご紹介いたします。

◆15:00〜15:05 質疑・討論  大島昭彦

◆15:05〜15:20 休憩(15分間)

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◆15:20〜16:00
『光応答性フォトクロミック化合物の特徴とその応用』
化学生物系専攻 教授 小畠誠也

光を当てることにより可逆的に分子構造が変わり、色調が変化する現象をフォトクロミズムと呼びます。このような特徴を持つフォトクロミック化合物は可逆に色変化するだけでなく、さまざまな化学的・物理的性質も変化します。本発表では、低温輸送時の温度上昇を色変化で察知できる光スタート型の温度センサーや光によって屈曲するマイクロサイズのフォトアクチュエーターの開発についてご紹介いたします。

◆16:00〜16:05 質疑・討論  大島昭彦

◆16:05〜16:45
『高分子の分子設計による刺激応答性接着材料の開発』
化学生物系専攻 講師 佐藤 絵理子

接着は、住宅、航空・自動車、電子材料から医療用途まで多くの分野で普及しており、高分子は接着技術の進歩に必要不可欠な材料です。近年、高い接着力や耐久性など従来からの要求性能に加え、外部刺激に応答し接着挙動が変化する刺激応答性が注目されています。本発表では、接着後に外部刺激を加えると容易に剥離可能となる易解体性接着材料など刺激応答性接着材料の開発について、高分子の分子設計の観点からご紹介します。

◆16:45〜16:50 質疑・総合討論  大島昭彦

◆16:50〜16:55
 産学官連携推進本部の活動紹介
 新産業創生研究センターコーディネーター 渡辺敏郎


◆16:55〜17:00
 総括・次回テーマについて・閉会挨拶
産学官連携推進委員会委員長 大島昭彦


◆17:00〜18:30
 交流懇親会

最近のオープンラボラトリーの発表テーマ(開催済)

大阪市立大学大学院工学研究科「オープン・ラボラトリー」の過去の開催内容などの詳細は こちら をご覧ください。

(11)『明日を拓くロボットテクノロジー』
第25回:未踏工学分野-ミクロ・ロボティクス
第26回:ロボット用視覚システムの開発と3次元ディスプレイの実現
第27回:安全なロボットを実現する材料

(12)『より良い生活を支えるマテリアルの開拓』
第28回:環境に優しいマテリアル創製テクノロジー
第29回:エネルギーとバイオにおける次世代機能性材料
第30回:マテリアルの物性と計測の最前線

(13)『ナノ構造金属材料研究の最新報告』
第31回:ナノ構造金属材料研究の最新報告

(14)『都市環境新生に関するコア技術』
第32回:環境との調和のとれた都市内橋梁を目指して
第33回:都市環境のシミュレーションと計画

(15)『都市のライフライン(老朽下水道管路)の更生』
第34回:都市のライフライン(老朽下水道管路)の更生

(16)『医療と製薬への工学的アプローチ』
第35回:医薬を進歩させるバイオ工学
第36回:医療と製薬への工学的アプローチ

(17)『エネルギー貯蔵・変換技術の研究最前線』
-脱化石燃料社会を目指して-

第37回:インサーション材料からなる12V“非鉛系”蓄電池
第38回:燃料電池の開発および各種燃料電池を用いたマイクロ・コージェネレーションシステム

(18)『材料の"知的機能"とその応用』
第39回:環境浄化と材料
第40回:複合材料
第41回:欠陥を見つける・調べる・利用する

(19)『画像処理と表示』
第42回:画像認識と処理技術
第43回:3次元画像表示技術

(20)『大阪市立大学 複合先端研究』
第44回:大阪平野の地盤・地下水環境
第45回:地下水の浄化と有効利用
第46回:空から降ってくる光と熱を大都市・大阪にどう活かす?
第47回:海と陸から見る臨海都市・大阪の生態系評価と環境対策
第48回:Solar to Fuels(太陽光からの燃料生成)拠点形成

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(21)『工学研究科 プロジェクト研究』
第49回:オキサイド・マテリアルの新展開
第50回:ヒューマンインターフェースとロボティクスによる人間機能の拡張
第51回:バイオインターフェース先端マテリアル
第52回:都市における未利用エネルギーの活用技術
第53回:水辺の環境再生と資源の有効活用のための物質の回収・追跡技術
第54回:インフラ構造物の健全度診断・長寿命化技術
第55回:自然水系の活用
第56回:人工水系の活用
第57回:複雑材料の計測と加工
第58回:スマートプロセス技術が拓く材料イノベーション
第59回:複雑熱流体を操る技術
第60回:都市問題とスマートエネルギー
第61回:医薬をめざすバイオ技術の進歩

次回テーマ

第63〜64回「オープン・ラボラトリー」メインテーマ『より快適で安全な建築空間を目指して』

第63回テーマ:「省エネルギーと快適性
2015年7月6日(月) 13:30〜17:00
大阪産業創造館6階 会議室A・B 定員 90名


地球環境問題の顕在化を受けて、最近の建築には自然エネルギーを活用して環境負荷を削減するさまざまな工夫が凝らされています。わが国の二酸化炭素排出量は約3分の1が住宅やビルの新築や運用によるもので、建設関連の排出量削減は重要です。一方で、東日本大震災後の節電熱中症のように、適切な省エネルギーのありかたも問われています。第63回オープン・ラボラトリーでは、建築デザイナーによる環境共生建築の事例紹介も交えて、建築の省エネルギーと快適性の両立について考えたいと思います。

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お客様の情報について

お申込みいただくお客様の情報は、共催の大阪市立大学と共有させていただきますので、ご了承の上、お申込みください。

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注意事項

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    ●お申込はお一人様につき一件のみ承っています。
    お連れ様がいらっしゃる場合は別途ユーザー登録の上、お申込をお願いいたします。下記アンケート回答欄に、お連れ様の出席希望をお書きになれらましても、申込受付はいたしかねます。ご了承ください。
    ●報道関係者などの事前承認を受けた方を除き、当館が主催するセミナー・イベントの無断録音・撮影は禁止されています。
    ●お申込みいただくお客様の情報は、共催の大阪市立大学担当者及び発表者にも共有させていただきますので、ご了承の上お申込みください

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