内容
ストレス社会を背景に、睡眠力を高めるためのビジネスの着眼点は?
健康で活き活きした生活を送るために必要な健康づくりの三本柱である睡眠・栄養・運動。疲労回復のためにも大切な睡眠ですが、生活が夜型化、24時間社会とも言われる現代社会においては、睡眠時間が減少傾向にあります。また、長時間寝ればいいというわけでもなく、疲労を回復するには質の良い睡眠をとることが大切です。
本セミナーでは、睡眠時間の減少がもたらす弊害と、良質な睡眠を得る手段について、睡眠力の構成要素となる「睡眠生理」、「睡眠環境」、「寝具」のそれぞれの視点から、研究者、専門家に研究内容、分析結果に基づいて解説いただきます。睡眠力を高めて、ストレス社会に打ち勝つための快眠ビジネスのヒントを探ります。
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プログラム
13:30〜14:45
基調講演 『快適ライフと睡眠学について』
滋賀医科大学 宮崎総一郎先生(日本睡眠学会 理事)
・ 睡眠のメカニズム
・ 睡眠の役割
・ 眠れない時の対処法
14:45〜14:50 休憩
14:50〜15:50
講演1 『睡眠環境と睡眠・覚醒を促す7つのスイッチ』
サーカディアン・テクノロジーズ・ジャパン有限会社
代表取締役 森国 功 氏
・ 質の良い睡眠を得るための環境
・ 睡眠と疲労の関係
・ 事例と改善方法
15:50〜15:55 休憩
15:55〜16:45
講演2 『快適睡眠を支えるモノ創り』
西川リビング株式会社 吉兼令晴氏(睡眠環境科学研究所 所長)
・ 理想の寝具の条件と最新事例紹介
・ 今後の展望と挑戦
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講師プロフィール
宮崎総一郎(みやざきそういちろう)氏
滋賀医科大学 睡眠学講座 特任教授
日本睡眠学会理事、日本睡眠学会睡眠医療認定医、
日本耳鼻咽喉科学会認定医、日本気管食道科学会認定医
1979年、秋田大学医学部卒業。
1981年から鼻呼吸障害が睡眠にどのような悪影響をもたらすかを研究。特に小児のいびき、成人の無呼吸の病態研究と治療に従事。2004年より、わが国で初めて開設された滋賀医科大学睡眠学講座に赴任。2005年8月より経済産業省の支援を得て"眠りの森"健康サービス事業を推進。2009年4月より、文部科学省の支援を得て、わが国で初めての睡眠学概論2単位15時間の授業を開講。現在、睡眠学教育、啓発活動、睡眠指導士育成、睡眠障害の包括的医療に学内外で取り組んでいる。編著に「快眠家族のススメ」(恒星社厚生閣)。
森国 功(もりくにいさお)氏
サーカディアン・テクノロジーズ・ジャパン(有) 代表取締役
松下電工(株)(現パナソニック電工(㈱)技術研究所で20年間の睡眠と注意力に関する生体リズムの研究に従事した後、2000年3月米国サーカデイアン・テクノロジーズ社と共同で、サーカディアン・テクノロジーズ・ジャパン(有)を設立、代表取締役に就任。交替制勤務の睡眠/覚醒、疲労、勤務スケジュールに関するコンサルタント。文部科学省の「日常生活における快適な睡眠確保に開する総合研究プロジェクト」の総合推進委員に1996年〜2002年まで就任。「眠りと寝室の科学」共著、「インテリアのアメニティ設計」共著。
日本人間工学会、経営技術コンサルタント協会 会員。
吉兼令晴(よしかねとしはる)氏
西川リビング株式会社 品質保証部 部長
1978年、大阪工業大学 工学部経営工学科卒業。
同年、株式会社 大阪西川(現 西川リビング株式会社)に入社。
商品部、流通本部を経て1987年より品質管理室に配属、繊維製品の品質管理・性能検査、新商品開発、消費者相談などに携わる。また、1998年に睡眠環境科学研究所を開設し、新商品開発や快適な睡眠を得るための寝具の研究開発に取り組んでいる。
現在、品質保証部 部長、睡眠環境科学研究所 所長。
繊維製品品質管理士(TES)。日本繊維製品消費科学会 評議員。
日本睡眠環境学会 幹事。日本睡眠学会 会員。全日本寝具寝装品協会 品質管理委員長。
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