第33回大阪市大 オープンラボラトリー 〜都市環境のシミュレーションと計画〜|イベント・セミナー申込画面|大阪産業創造館

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第33回大阪市大 オープンラボラトリー 〜都市環境のシミュレーションと計画〜

No.08357

開催日時 2008年5月19日(月) 13:30-17:00
開催日時補足 2008年5月19日(月)
13:30〜17:00<シーズ発表> 17:00〜18:30<交流会>
開催場所 大阪産業創造館 6F会議室AB
定員 80名
申込締切日 満席になり次第締め切ります
料金 無料 
交流会参加の場合は2,000円必要
お支払方法 当日受付にてお支払い
お問合せ先 大阪産業創造館イベント・セミナー事務局
〒541-0053 大阪市中央区本町1-4-5
大阪産業創造館13階
TEL: 06-6264-9911 FAX: 06-6264-9899 E-MAIL: ope@sansokan.jp
※お電話・メールでのお申込受付はしておりません。
受付時間:月〜金 10:00〜18:00 (祝日除く)

もしくは

大阪市立大学新産業創生研究センター
〒558-8585大阪市住吉区杉本3-3-138(インキュベータ内)
TEL: 06-6605-3468 FAX: 06-6605-3552 
E-MAIL: sangaku@ado.osaka-cu.ac.jp
http://www.ado.osaka-cu.ac.jp/sangaku/

オープンラボラトリー
概要

産学官連携を目指す“出前”研究室

 大阪市立大学大学院工学研究科は、産業界、社会との活発な交流を通して、大学における基礎研究のさらなる発展を期するとともに、有機的な「産」・「学」・「官」のパートナーシップを築き、萌芽的、挑戦的な応用研究の開拓によって、大阪市を中心とする地域に密着した新しい産業の創生と育成、都市大阪の再生に積極的な役割を果たすことをめざして、「都市・環境」、「新エネルギー」、「ナノ領域マテリアル・バイオ」、「IT活用」などの重点研究部門についての最新の研究成果、これまで培ってきた基礎研究の成果を、“出前”研究室という形で広く社会に発信します。

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テーマ

メインテーマ (第32〜33回):
「都市環境新生に関するコア技術」

 私達にとって身近な存在である都市の再生・改良が、現在、強く求められています。中でも都市基盤施設の再生・改良では、現在のサービスレベルを低下させることなく、短期間にかつ効果的に再生・改良させることが重要です。しかもこれを多くの制約条件のもとで行なわなければなりません。そのためには最先端技術の開発が欠かせません。工学研究科では、これまでの学門分野にとらわれず、都市の再生・改良に関する新技術を開発する研究組織として、平成17年度に研究分野横断的な工学研究科「都市関連研究機構」を発足させました。
 そこで今回、『都市環境新生に関するコア技術』をメインテーマとして2回のオープン・ラボラトリーを企画し、「都市関連研究機構」における最新の研究成果を広く市民の皆様にもお伝えします。


第33回テーマ:
「都市環境のシミュレーションと計画」

 都市環境の改善は大変重要なテーマであり、特にエネルギー問題に直結する熱環境の改善は急務となっています。環境を改善するためには、「アイディアの提案」、「シミュレーションによるアイディアの評価」、「アイディアを実現するための計画」、「実測による実現したアイディアの評価」というサイクルが重要となります。また、実測結果が新たなアイディアに結びつくこともあります。

 第33回のオープンラボラトリーでは、大阪の都市環境改善を実現するため、特に問題の大きい熱環境と光環境に着目し、エネルギーフローのコントロールにより環境を改善するためのアイディア、シミュレーション結果、計画、実測結果などを紹介します。

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発表内容

■13:30〜13:35
開会挨拶・本日のテーマについて
都市系専攻(共通)准教授 鈴木 広隆


■13:35〜14:15
「曲面を用いて光の流れをコントロールする試み」
都市系専攻(共通)准教授 鈴木 広隆

 光の流れを適切にコントロールし、良好な光環境を実現することは、質の向上だけではなく省エネルギーにも貢献します。本発表では、シミュレーションを基に曲面を用いて光の流れをコントロールして設計につなげる事例を紹介します。

■14:15〜14:25 休憩(10分)

■14:25〜15:05
「大阪の気候的条件の調査結果」
都市系専攻(環境都市工学科)講師 鍋島 美奈子

 全国的に見ても大阪平野の夏の暑さは過酷であることが知られています。大阪の地理的特徴や都市化による影響などから、沿岸部、中心部、内陸部の地域別に暑さの特徴を分析していきます。また、大阪の中心部「難波周辺」での実測データをもとに、海風がふく時間帯や、風の強さや向き、温度について整理し、風の道やクールスポットを探索します。今後、大阪の都市環境を改善していくために活用できる地理的・気候的資源や都市施設を洗い出し、街づくりや都市計画に携わる方々への情報提供を行いたいと思います。

■15:05〜15:25 休憩(20分)

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■15:25〜16:05
「建築外皮デザインによる街路熱環境のコントロール」
都市系専攻(環境都市工学科)准教授 西岡 真稔

 近年の流行として、都心部では、外皮にガラス壁面を多用する建物が増えており、街路に透明感のある現代的な景観を作り出しています。このようなガラス壁面の増加は、景観の変化だけでなく、街路空間の熱環境にも変化をもたらします。建物外皮は、景観的デザイン、あるいは外界の不適切な気候条件から建物内部を守る役目を果たすべく設計されますが、街路空間に対するこの熱的影響力をうまく使うと、街路の熱環境を適切な方向へ調整する機能を果たすことができるでしょう。ここでは、ガラス壁面の作り出す熱環境を事例として、建物外皮における日射反射を制御することで、街路の熱環境を調整する試みについて、数値シミュレーションを用いた検討結果を紹介します。

16:05〜16:15 休憩(10分)

■16:15〜16:55
「大阪の堀川による都市高温化緩和効果」
都市系専攻(建築学科)教授 梅宮 典子

 大阪の都心には昔から多くの堀川が流れていました。船場や島之内は今も大阪の中心地ですが、かつては東西に土佐堀川、長堀川、道頓堀川、南北に東横堀川、西横堀川が流れ、川で囲まれた地域でした。現在は長堀川と西横堀川は埋め立てられ、西横堀川の跡は阪神高速の高架が通っています。また、東横堀川も川に橋脚が立てられて、高架の下になっています。大阪の夏は日本で一番暑いそうですが、四つ橋の碑に見られるように、昔は大阪の川は夕涼みで賑わったといいます。暑い原因は水面の喪失だけではないのですが、ここでは、堀川による暑熱環境緩和効果がどの程度なのか、温熱環境の測定、街区通行者への申告調査、シミュレーションの3つのアプローチによって調べた結果をご紹介したいと思います。

■16:55〜17:00
閉会挨拶・次回テーマについて
産学官連携推進委員会委員長 橋本 敏


■17:00〜18:30 交流懇親会(大阪産業創造館 16F)

次回予告

<次回予告> 第34回「大阪市立大学 オープンラボラトリー」

メインテーマ: 『都市のライフラインの更生』
第34回テーマ: 『老朽下水道管路を例にとって』

日 時: 2008年7月2日(水)13:30〜17:00
場 所: 大阪産業創造館 6F 会議室AB

 都市の地下には、水道・下水道・ガス・電気・通信などに用いられる大小の埋設管路が網のようにはり巡らされており、市民生活の生命線−ライフライン−を形成しています。我が国の大都市の地下埋設管路は老朽化が進んでおり、劣化や損傷によってしばしば機能不全や道路陥没を引き起こしています。

 第34回オープンラボラトリーでは、埋設管路の中の下水道管路に的を絞って、老朽化の現状、新しい再生技術、再生管路の力学挙動や安全性の予測手法などを紹介します。これまで老朽下水道管路の再生は、地面を掘削して古くなった管を新しい管に入れ替えていましたが、交通を阻害するなど市民生活の利便性を大きく損なうため、この工法はもはや採用できないのが現状です。そこで開発されたのが更生工法と言われる非開削による管路再生技術です。この更生工法に関連した工学的技術・課題に関する最近の研究成果を紹介します。

<※諸事情により予告無く内容を変更する可能性があります。あらかじめご了承ください>

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過去のオープンラボ
ラトリーのテーマ

大阪市立大学大学院工学研究科「オープン・ラボラトリー」の詳細はこちらをご覧ください。

(1)『サステイナブル都市づくり研究』
第1回:大阪熱冷まし研究
第2回:大阪水澄まし研究
第3回:大阪サステイナブル・デザイン

(2)『エネルギーテクノロジーの共創へ』
第4回:エネルギーを活かす!
第5回:電気を貯める!

(3)『バイオインスパイアド・テクノロジー』
第6回:生物を使う!まねる!
第7回:生物・生命に挑む

(4)『材料化学とナノテクノロジー』
第8回:分子を素材とする材料クッキング
第9回:分子のメガネでみる材料のかたちとはたらき

(5)『材料の「構造改革」から「知的」な材料へ』
第10回:組織をよく観て極限性能に迫る
第11回:もっと賢い複合材料に

(6)『感性と知性の情報処理』
第12回:人間の目と機械の目
第13回:ロボットに知性を

(7)『自然災害に強い安全な都市づくり』
第14回:地盤災害と水災害を防ぐ
第15回:強地震が来ると橋はどうなるか
第16回:風・地震と建築構造物

(8)『エレクトロニクスのフロンティアを拓く』
第17回:サイエンスが拓く未踏領域
第18回:光が拓く新世界
第19回:やわらかエレクトロニクスの時代

(9)『未来社会のIT』
第20回:光が拓くIT
第21回:ネットワークが拓くIT

(10)『やりくり大阪』
第22回:環境都市大阪の実現に向けて
第23回:やりくり上手の秘訣は相互学習
第24回:オオサカ縮め −コンパクトシティに向けて−

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過去のオープンラボ
ラトリーのテーマ

(11)『明日を拓くロボットテクノロジー』
第25回:未踏工学分野-ミクロ・ロボティクス
第26回:ロボット用視覚システムの開発と3次元ディスプレイの実現
第27回:安全なロボットを実現する材料

(12)『より良い生活を支えるマテリアルの開拓』
第28回:環境に優しいマテリアル創製テクノロジー
第29回:エネルギーとバイオにおける次世代機能性材料
第30回:マテリアルの物性と計測の最前線

(13)『ナノ構造金属材料研究の最新報告』
第31回:ナノ構造金属材料研究の最新報告
第32回:環境との調和のとれた都市内橋梁を目指して

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ご注意

*交流会に参加される方は必ず下記にチェックをしてください。
*お申込みいただくお客様の情報は、共催の大阪市立大学担当者及び発表者にも共有させていただきますので、ご了承の上お申込みください。

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注意事項

※お申込について※

    お申込はお一人様につき一件のみ承っています。
    お連れ様がいらっしゃる場合は別途ユーザー登録の上、お申込をお願いいたします。
    下記アンケート回答欄に、お連れ様の出席希望をお書きになれらましても、申込受付はいたしかねます。
    ご了承ください。

キャンセルについて

  • セミナーなどお席に限りがある催事について、ご欠席される場合は必ず前日までにキャンセル処理をしていただきますようお願いいたします。

個人情報の取り扱いについて

  • 諸般の事情により、このセミナー(イベント)をやむを得ず変更又は中止する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
  • 中止や開催方法を変更する場合は、WEBサイトへの掲示およびお申込いただいた皆さまにはメールにてご連絡いたしますので、ご確認をお願いいたします。
  • 他のお客様の迷惑になると事務局が判断した場合は、ご参加いただけない、またはご退室いただく場合があります。
  • 申込状況や会場の都合により、受入定員を変更することがあります。
  • 本イベントへの参加、出展者並びに参加者の責に帰す本イベント会場内での事故、出展事業者の説明内容・事業内容・経営状況、出展事業者の商品・技術・サービス及び出展事業者との商談・取引・契約などについて、公益財団法人大阪産業局は何ら保証等するものではなく、これら及びこれらに基づいて生じたいかなるトラブル・損害についても、一切責任を負いません。