【ヘルスケア・フロンティア】健康・予防医療シーズ発表会 〜大阪市立大学 立命館大学 近畿大学〜|イベント・セミナー申込画面|大阪産業創造館

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【ヘルスケア・フロンティア】
健康・予防医療シーズ発表会 〜大阪市立大学 立命館大学 近畿大学〜

No.07930

対象 健康・予防医療分野の研究シーズを利用して、新規事業に取り組みたい事業者の方。
開催日時 2008年2月27日(水) 13:00-17:00
開催日時補足 2008年2月27日(水)13:00〜17:00シーズ発表、個別相談、17:15〜交流会
開催場所 大阪産業創造館 3Fマーケットプラザ
料金 無料 
交流会参加は2,000円必要
お問合せ先 大阪産業創造館イベント・セミナー事務局
〒541-0053 大阪市中央区本町1-4-5
大阪産業創造館13階
TEL:06-6264-9911 FAX:06-6264-9899 E-MAIL:ope@sansokan.jp
受付時間:月〜金 10:00〜18:00 (祝日除く)
消費者の健康意識の高まりや、次年度からの医療制度改革により国を挙げてメタボリックシンドローム対策に乗り出すなど、健康・予防医療分野の市場はますます拡大傾向にあります。

その大きな市場の中で選ばれ、生き残っていくには、信頼性の高い効果のある商品・サービスであることが必要不可欠です。
そこで、大学で研究されている健康・予防医療分野で事業化の可能性が高いシーズや商品開発のサポートとなるシーズを広く発表する「健康・予防医療シーズ発表会」を開催します。

企業と大学・研究者との交流により、産学連携による新商品、新サービスの立ち上げをしませんか!?

プログラム

12:45〜受付開始

13:00〜13:05 立命館大学産学連携コーディネータ挨拶

13:05〜14:05 シーズ発表(2シーズ 各30分)
短時間でのリラックス・リフレッシュや良質な睡眠を得るのに役立つ簡易的な入眠状態推定法
情報理工学部 知能情報学科 教授 萩原 啓氏
            
加速度センサを用いた人の運動計測
理工学部 ロボティクス学科 教授 牧川 方昭氏

14:05〜14:15 休憩

14:15〜14:20 近畿大学産学連携コーディネータ挨拶

14:20〜15:20 シーズ発表(各20分)
リニアモータマルチ駆動のリハビリ装置応用
理工学部 機械工学科 准教授 原田 孝氏

生体内金属除去作用を有する健康食品の開発
理工学部 生命科学科 准教授 南 武志氏

血栓の除去や血栓の形成を防ぐ機能性食品の開発、解析
農学部 食品栄養学科 教授 上嶋 繁氏

15:20〜15:30 休憩

15:30〜15:35 大阪市立大学産学連携コーディネータ挨拶

15:35〜16:35 シーズ発表(各20分)
コラーゲン産生能向上剤のアンチエイジングへの応用
大学院 生活科学研究科 准教授 小島 明子氏

中・高齢者の健康増進・介護予防をめざした新しい水中運動療法の試み
〜水抵抗用具を用いた下肢筋力とバランス機能の検証〜
大学院 医学研究科 教授 藤本 繁夫氏

がんリスク評価に有用な新規がんマーカーとヒトがん診断薬の開発
大学院 医学研究科 教授 鰐渕 英機氏

*大阪市立大学の発表者の順番が変更になりました。


*発表者への質疑は各大学のブースにてお受けします。

〜17:00各ブースにて展示、質問・相談受付

*各大学のブースには、産学連携コーディネータが常駐しています。
発表プレゼンテーション以外の展示や、様々な相談受付も行いますので、お気軽にお立ち寄りください。

17:15〜 交流会 3Fミーティングルームにて
*各大学の発表者およびコーディネータが参加します。

交流会会場が変更になりましたので、ご注意下さい。

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発表者、シーズ詳細紹介

【立命館大学】

短時間でのリラックス・リフレッシュや良質な睡眠を得るのに役立つ簡易的な入眠状態推定法
立命館大学 情報理工学部 知能情報学科 教授 萩原 啓
学歴:
1977年 大阪大学 基礎工学部 生物工学科卒業
1997年 関西医科大学 博士(医学)
職歴:
1977年 松下電工株式会社入社
2003年 立命館大学 理工学部情報学科 教授
2004年 現職

【シーズ詳細】
入眠移行期とは、覚醒状態から睡眠深度が1、2と深くなっていく移行期間のことである。本シーズは脳波により判定された入眠移行期の睡眠深度の推移を、心拍により簡易的に推定する手法である。入眠移行期の心拍のRR間隔を用いてローレンツプロットを作成し、睡眠深度の変化に応じてローレンツプロットの分布に変化が起こるのを確認した。これらの現象を定量的に評価するために重回帰分析を用いて睡眠深度の推定式を作成し、入眠移行期の睡眠状態を簡易的に推定できるようになった。

【産業界へのアピールポイント】
現代の24時間化社会、高度情報化社会、超高齢化社会においては、日常生活の根幹を成す睡眠・覚醒・生体リズムを把握することが個人の日常生活をマネジメントする上で重要となってきている。本シーズは人間に関りのある様々な事業分野において、睡眠を核とした人間の生理・心理・行動様態に適合した新規の環境、機器、システム、サービスの開発の基となることができる。

【想定される用途・分野】
人間に関りのある家電・自動車・住宅・健康・医療・福祉介護・情報産業・生活・サービス関連事業分野
1.生体生理に適合した睡眠覚醒環境良質化技術(家庭、オフィス)
2.快覚醒・快睡眠・リラックスリフレッシュ誘導技術
3.日常生活リズム調整技術

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加速度センサを用いた人の運動計測
立命館大学 理工学部 ロボティクス学科 教授 牧川 方昭
学歴:
1975年 大阪大学 基礎工学部 生物工学科卒業
1982年 大阪大学 基礎工学研究科博士(工学)
職歴:
1982年 滋賀医科大学 医学部 整形外科 助手
1986年 国立循環器病センタ- 研究所 研究機器管理室 研究員
1990年 大阪大学 基礎工学部 生物工学科 助教授
1996年 現職
2007年 滋賀医科大学・客員教授

【シーズの詳細】
加速度センサは小型・軽量で精度の高いものが開発されており、人の運動評価に盛んに用いられている(例えば万歩計)。カーナビでは使われているものの、加速度センサから人の運動軌跡を再現する方法は、人の運動が複雑であることもあって、まだ決定的な方法は明らかにされていない。
我々は、歩行時などの周期的な関節運動、ゴルフスィングなどの高速運動における人体の任意の部位の移動軌跡を再現する方法を開発した。

【産業界へのアピールポイント】
我々の手法を用いることにより、下記のような産業応用が可能であることが明らかとなっている。
・整形外科、リハビリ分野での運動機能の定量評価
・衣服、下着内での人体のゆれ計測による着衣の定量評価
・スポーツ領域における高速関節角度の計測
・フィットネス・健康機器分野での運動量の長期計測

【想定される用途・分野】
・フィットネス・健康機器分野
・リハビリテーション・医療福祉分野
・エンターテイメント(ゲーム機器・携帯電話等)
【近畿大学】

リニアモータマルチ駆動のリハビリ装置応用
近畿大学 理工学部 機会工学科 准教授 原田 孝
学歴:
1987年 大阪大学大学院 工学研究科 博士前期課程修了
2000年 大阪大学大学院 工学研究科 博士後期課程修了
職歴:
1987年 (株)神戸製鋼所 技術開発本部 電子技術研究所 研究員
2000年 三菱マテリアル神戸ツールズ(株) 歯切工具部 開発グループ長
2006年 近畿大学 理工学部 機械工学科 助教授
2007年 現職

【シーズの詳細】
リニアモータのマルチ駆動とは、ひとつの固定子上に複数の可動子を独立して駆動させる方法である。この上に、パラレルリンク機構を構築し、高剛性のリンク機構とモータの推力制御により、患者との接触を伴うリハビリ動作を安定して実現することが可能となる。下肢片麻痺のリハビリテーションに適したロボットシステムとして、1.CPMタイプの座位下肢屈伸運動用ロボット、2.トレッドミルタイプの立位下肢歩行運動用システムを提案する。

【産業界へのアピールポイント】
高剛性でかつ推力制御が可能という特徴を有しているので、下肢片麻痺リハビリテーション用だけでなく、高負荷の設定が可能な下肢屈伸運動用の健康器具や、坂道、階段などの平坦路以外を体験できる歩行・走行体験器具などの健康・予防医療への展開も可能である。

【想定される用途・分野】
・下肢片麻痺リハビリテーション用ロボット
・下肢屈伸運動用の健康・予防医療器具
・仮想歩行体験を通したリハビリテーション・健康器具
生体内金属除去作用を有する健康食品の開発
近畿大学 理工学部 生命科学科 准教授 南 武志
学歴:
1975年 近畿大学薬学部 卒業
1977年 徳島大学大学院 薬学研究科修士課程 修了
職歴:
1977年 (株)阪急共栄薬理研究所 研究員
1981年 日本医療学院専門学校 講師
1997年 奈良県立医科大学 第一解剖学教室 助手
1999年 近畿大学豊岡短期大学 講師
2002年 近畿大学理工学部 生命科学科 および 大学院総合理工学研究科 現職

【シーズの詳細】
近年、アルツハイマー病やパーキンソン病の症状の進行に脳内の鉄・銅・亜鉛という金属が関係しているとの報告がされている。また、私たちも動物の血液・脳関門に障害を与えると脳内金属蓄積量が増加することを確認している。生体に必要な金属であっても過剰量あると有害な作用が出現するのは当然である。そこでこれら金属と強く結合する成分を有する食品を探索し、体外への排泄を促進する健康食品を開発している。

【産業界へのアピールポイント】
中央アジア諸国では飲料水に含まれる砒素による中毒が大きな問題になっている。また、脳疾患の進行と脳内金属の関係が取りざたされている。従来、必須金属を補完する目的で金属含有製剤の開発が図られていたが、体内から不必要な金属を排泄させるという健康食品の新規分野の開拓が期待される。

【想定される用途・分野】
中高年を対象とした健康食品
金属過剰症の予防
血栓の除去や血栓の形成を防ぐ機能性食品の開発、解析
近畿大学 農学部 食品栄養学科 教授 上嶋 繁
学歴:
1981年 近畿大学 医学部 医学科卒業
1987年 近畿大学大学院 医学研究科 内科学系専攻博士課程修了
職歴:
1981年 近畿大学 医学部 第二内科入局 臨床研修医
1982年 岸和田市民病院  内科
1987年 近畿大学 医学部 第二生理学教室 助手
1990年 近畿大学 医学部 第二生理学教室 講師
1997年 近畿大学 医学部 第二生理学教室 助教授
2004年 現職

この間1991年9月から1992年12月までベルギー、ルーバン大学にvisiting professorとして留学

【シーズの詳細】
血液は絶えず流動体として血管内を流れている。これは、血液を固める凝固系と血液の塊を溶解する線溶系の微妙なバランスのもとに血栓形成が制御されているからである。そこで、血栓除去や血栓形成を防ぐ食品の重要性に着目し、このような機能性食品の開発・創出を行なっている。また、培養血管内皮細胞や培養血管平滑筋細胞などの血管を構成する細胞や人工血栓を用いて血液性状および血管性状を向上させる食物成分を探索している。

【産業界へのアピールポイント】
食生活の欧米化に伴って、血栓性疾患による死亡率が高くなり、血栓症による死亡者数は癌による死亡者数とほぼ等しくなってきている。血栓症の発症を予防する機能性食品の開発は健康増進・健康寿命の延長につながる。

【想定される用途・分野】
食品会社や食品加工会社などで現在販売している食品およびその抽出物質の新たな機能性の解析に用いることができる。 血栓の除去や血栓の形成を防ぐ物質を明らかにし、その物質の構造・機能解析からサプリメントや医薬品として開発することが想定される。
【大阪市立大学】

発がんリスク評価に有用な新規がんマーカーとヒトがん診断薬の開発
大阪市立大学大学院 医学研究科 教授 鰐渕 英機
学歴:
1984年 大阪市立大学 医学部卒業
1989年 大阪市立大学大学院 医学研究科 博士課程修了
職歴:
1984年-1985年 大阪市立大学 医学部第二内科入局 臨床研修医
1989年 大阪市立大学医学部病理学第一教室  助手
    同 講師、助教授を経て
2006年 現職

【シーズの詳細】
化学物質、薬品、食品添加物、機能性食品等の発がん性は現在2年間ラット発がん性試験等で評価されているが、長時間と莫大な費用が必要であることが欠点である。今回、短期・中期発がん性評価動物試験に有用な新規がんマーカーを前がん病変・腫瘍のプロテオミクス解析から開発した。それを用いた短期発がん性試験で、機能性食品の安全性を安価に評価できる。

【産業界へのアピールポイント】
新規がんマーカーを用いた短期・中期発がん性評価動物試験を確立し、短時間でコストを抑えた発がん性のスクリーニングが可能となる。このシステムが発がん性評価に採用され、広く普及すれば、新規がんマーカーを認識する抗体の販売が期待される。また、ヒトがん診断薬としての応用も可能である。また、分子標的治療薬への応用も想定される。

【想定される用途・分野】
発がん性評価動物試験の前がん病変のマーカーあるいは腫瘍マーカーとして、安全性評価の診断に用いられる。ヒト腫瘍マーカーとしてがん診断薬として用いられる。機能性食品分野、医薬品分野、診断試薬分野。
コラーゲン産生能向上剤のアンチエイジングへの応用
大阪市立大学大学院 生活科学研究科 准教授 小島 明子
学歴:
1988年 大阪市立大学 生活科学部 食物学科 卒業
1993年 大阪市立大学大学院 生活科学研究科 食品栄養科学専攻 後期博士課程 修了
職歴:
1993年 大阪市立大学大学院 生活科学研究科 研究生
1994年 大阪市立大学大学院 医学研究科 研究生
1997年 大阪市立大学生活科学部 助手、講師を経て
2004年 現職

【シーズの詳細】
皮膚の老化防止または改善等に有用なコラーゲン産生能向上剤を提供すること、ならびに該コラーゲン産生能向上剤を含有し、皮膚の老化防止または改善用として好適な化粧用組成物を提供する。 

【産業界へのアピールポイント】
人々の健康や若さの維持に有効な部位や器官においては、そこに存在するコラーゲン産生細胞のコラ−ゲン合成能を亢進させれば、若さと健康の維持、老化防止や疾病予防の一端を担うことが可能となり、人々のQOL改善・向上にもつながることが期待される。

【想定される用途・分野】
肌の老化を防ぐ化粧品やサプリメントの構成成分、老化防止や疾病予防のための製品など。
中・高齢者の健康増進・介護予防をめざした新しい水中運動療法の試み 
-水抵抗用具を用いた下肢筋力とバランス機能の検証-

大阪市大学大学院 医学研究科 運動生体医学 教授 藤本 繁夫
学歴:
1973年 大阪市立大学 医学部 卒業
1978年 大阪市立大学大学院 医学研究科 博士課程 修了
職歴:
1979年 大阪市立大学 医学部 助手
1989年 大阪市立大学 教養部保健体育科 助教授
1995年 大阪市立大学 教養部保健体育科 教授
2000年 現職

【シーズの詳細】
加齢に伴って体脂肪は増加の傾向にある。また下肢筋力やバランス機能の低下が加わると転倒しやすくなる。高齢者では転倒により骨折すると寝たきり、要介護へと進むケースが多い。このような背景のもと、中・高齢者の健康維持、介護予防のための体力の向上を目指した運動に、水圧と水抵抗を利用した水中運動を施行し、その効果を報告する。さらに、水抵抗の影響を増すために機器の開発をおこない、その安全性と有効性を検証し、健康増進と転倒予防を目指した中・高齢者用の水中運動プログラムを提供する。

【産業界へのアピールポイント】
・高齢者の転倒予防のための水中運動プログラムの作成
・バランス機能と下肢筋力の改善を目指した安全で有効な水抵抗用具の開発
・健康増進のための運動能力と下肢筋力トレーニングを合せた水中運動プログラムの開発
・メタボリック症候群の予防のための水中歩行運動への応用

【想定される用途・分野】
健康産業分野、プールを利用した水中フィットネス業界、予防介護分野、特定検診によるメタボリック症候群の運動指導への展望。
下記、参加ご希望のものにチェックをしてください

注意事項

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